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車輪の下 [バイク整備]


2012/01/09

メーターギアアッシを開けてみました。

DSC02744.JPG



グリスを綺麗に洗い流してギアの状態を確認したのですが、
まったく問題はなさそうです。
異音の原因はギアの滑りかと思っていたのですが、
グリスも切れておらずギアの噛み合いも十分でした。

DSC02758.JPG

まだ試走はしていませんが、きっと異音は改善していない筈。
だって的外れな対策でしたから。
既にライフワーク化している異音対策ですが、
こうなったら意地でも解決します(笑)。

DSC02737.JPG

今回の一連の作業で分かったことは、
メーターギア部に余計なダストシールが挟まっていたこと、
メーターギアと噛み合うレシーバーが取り付け不良だったこと。
そのうえで無理にアクスルを締めこんだため、
レシーバーが変形していたことなどです。

DSC02743.JPG

上に述べた理由でベアリング(外側レース)が押されていますから、
ディスタンスカラーに当たり止まっている内側レースとの間に
ストレスが加わった可能性があります。

本来なら適度なクリアランスがあるはずのレシーバーに
ベアリング外側レースとの当たり傷がついていることからも
ベアリングが押されていたことは明らかですね。

DSC02771.JPG

ホイールの回転が落ちる、フロントに荷重がかかる停車時に、
本来ならアクスルに対し静止している筈の内側レースが共回りし
ディスタンスカラーともどもアクスルを擦っているのかも知れません

  
   

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  ド素人の分析ですね。
  そこまでベアリングがダメージを受けているなら、
  走行時にかなりの違和感がある筈ですよね。
  お恥ずかしい。

  

PCの前でごちゃごちゃ言ってないで、とっととホイールを外し、
ベアリングに指を突っ込んでみれば分かることなんですけどね。

DSC02761.JPG

幸い(?)以前に発注ミスしたベアリングが余分にありましたので、
こんど時間があるときに打ち直してみることにします。

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   ホイールを外してみましたがベアリングに異常は
   なさそうでした。
   各部、特にダストシールのリップ部分をグリスアップし
   ホイールのセンター出しに注意して組み付けました。
   これまでアクスルやロックボルトを
   規定のトルクで締めるだけでしたが、
   組み付ける順序、締めこむ順序に注意して
   ホイールのセンターに注意を払いました。

   その結果、今では異音は収まっています。


原因は分からないけど怪しいパーツの総トッカエ。
いわゆるチェンジニアリングってやつです。
分野違いとはいえ技術屋としては一番カッコワルイ(笑)。
エコじゃないですしね。

旅はまだ、終わりそうにありません。



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