車輪の下 [バイク整備]
2012/01/09
メーターギアアッシを開けてみました。
グリスを綺麗に洗い流してギアの状態を確認したのですが、
まったく問題はなさそうです。
異音の原因はギアの滑りかと思っていたのですが、
グリスも切れておらずギアの噛み合いも十分でした。
まだ試走はしていませんが、きっと異音は改善していない筈。
だって的外れな対策でしたから。
既にライフワーク化している異音対策ですが、
こうなったら意地でも解決します(笑)。
今回の一連の作業で分かったことは、
メーターギア部に余計なダストシールが挟まっていたこと、
メーターギアと噛み合うレシーバーが取り付け不良だったこと。
そのうえで無理にアクスルを締めこんだため、
レシーバーが変形していたことなどです。
上に述べた理由でベアリング(外側レース)が押されていますから、
ディスタンスカラーに当たり止まっている内側レースとの間に
ストレスが加わった可能性があります。
本来なら適度なクリアランスがあるはずのレシーバーに
ベアリング外側レースとの当たり傷がついていることからも
ベアリングが押されていたことは明らかですね。ホイールの回転が落ちる、フロントに荷重がかかる停車時に、。
本来ならアクスルに対し静止している筈の内側レースが共回りし
ディスタンスカラーともどもアクスルを擦っているのかも知れません
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ド素人の分析ですね。
そこまでベアリングがダメージを受けているなら、
走行時にかなりの違和感がある筈ですよね。
お恥ずかしい。
PCの前でごちゃごちゃ言ってないで、とっととホイールを外し、
ベアリングに指を突っ込んでみれば分かることなんですけどね。
幸い(?)以前に発注ミスしたベアリングが余分にありましたので、
こんど時間があるときに打ち直してみることにします。
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ホイールを外してみましたがベアリングに異常は
なさそうでした。
各部、特にダストシールのリップ部分をグリスアップし
ホイールのセンター出しに注意して組み付けました。
これまでアクスルやロックボルトを
規定のトルクで締めるだけでしたが、
組み付ける順序、締めこむ順序に注意して
ホイールのセンターに注意を払いました。
その結果、今では異音は収まっています。
原因は分からないけど怪しいパーツの総トッカエ。
いわゆるチェンジニアリングってやつです。
分野違いとはいえ技術屋としては一番カッコワルイ(笑)。
エコじゃないですしね。
旅はまだ、終わりそうにありません。