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フロントアクスルを交換してみた [バイク整備]


2012/01/22

雨が上がって少し寒さが緩んだようです。
このスキにフロントアクスルを交換することにしましょう。

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風邪をひいてはつまらないので早いとこ片付けましょう。
まずはブレーキキャリパーを外します。

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続いてアクスルを固定しているクランプボルトを緩めます。

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アクスルシャフトを緩めてからフロントを上げます。

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ホイールをやや持ち上げ気味にすると簡単にアクスルが抜けます。

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交換にあたって新旧の比較をしてみました。

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カラーには少し削れた跡と打痕のようなものが見られます。

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位置的にベアリング(インナーレース)との擦れでしょうか?

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ナットには気になる差異はありません。

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アクスルは見たところ曲がりなどはないようですが、
転がしてみると少し首を振る“気がします”。

よく分かんないや。

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各パーツにリチウムグリスを塗布したうえで組み立てます。
アクスルには摺動部はありませんが、錆止めのためだそうです。

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アクスルを仮留めしたら先ほどとは少し順序を変え、
締めこむ前にブレーキキャリパーを取り付けます。

ホイールの回転方向に十分寄せながらボルトを締めこみます。

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左右とも指定のトルクで締め付けます。

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この状態でホイールを回しながら軽くブレーキを当て、
センターを出します。

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センターに注意しながら本締めです。
ブレーキ, アクスル, クランプボルト、それぞれのご機嫌を伺いながら
徐々に締め込んで行きました。
このとき、メーターギアがズレないよう注意が必要です。

大きな力を加える作業ほど各部のアタリやスベリなど慎重に。
最近学んだことです(笑)。 
あり合わせの工具で力いっぱいではなく、
必要十分なサイズの工具でゆっくりと確実に。

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左右フォークの平行が出ていないと鳴きの原因になります。
サスが縮むと歪みが生じ、ブレーキが鳴いたりします。

必要に応じてステム下側, フェンダー, フォークスタビを緩め、
サスを数回ストロークさせるなどして調整しましょう。
写真のようなフォークアップスタンドは、
フォークの平行出しという面ではあまり宜しくないようです。

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フロントを下したら、仮留めしておいたクランプボルトを規定トルクで
締め込みます。

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メーターケーブルを取り付けたら、各部の締め込みを確認します。
ディスクやタイヤに付いたグリースを綺麗に拭き取って完成です。

ディスクローターはパーツクリーナーで、タイヤは乾拭きです。

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最近同じような作業ばかりしていましたので手慣れたもの、
30分ほどで完了しました。
慣れによるポカミス防止のため工程毎に写真を撮ったのですが、
つまんない日記になりましたね。  写真のせいにすな

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今日はあまり乗る気がしませんので、確認は来週にしましょう。
気休めに5分ほどエンジンを回しておきます。

以前HIDを組み込む際にヘッドライトSWを付けたのですが、
こういうとき便利ですね。 違反です

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作業手順は自己流(俺解釈)ですので参考になさらぬよう。
話半分で読み飛ばしてください。

適度な運動で汗をかきました。 
加齢臭(フェロモン)だけを残し、風のように撤収します。



部屋に戻って外したパーツを拭掃、
アクスルをテーブルの上で転がしてみました。

極端な振れはないものの少し偏芯しているようです。
曲がりによるものかどうかは分かりませんが。
異音対策になったのかどうかは別としても
思い切って交換して良かったのかも知れません。

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おわり。



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