8月8日のこと 【会津・天童】 [ツーリング(超100km)]
7:47 白河IC
心許なき日かず重るままに、
白川の関にかかりて旅心定まりぬ
芭蕉に倣い私の東北ツーも白河から始めることにしました。
仕事の都合で出発を一週間遅らせたのが吉と出るか。
今のところお天気は安定しているようです。
てか、ちょっと涼しすぎ。
いやいや、むしろ寒いぞ。
身体が強張る前に防風インナーを着ました。
盛夏のツーリングでまさか使うことはないかと思いながら、
持ってきて良かった。
えらいぞ、俺
最初に訪れたのは大内宿。
夏休みだからでしょうか、やたら駐車場係の人が多いです。
その割に人がいません。 ( ゚∀゚) アヒャ
ここに立ち寄ったのはお土産に蕎麦殻枕を購入するため。
観光する気はあまりありません。
改めて思うのは整いすぎた街並みの違和感。
多くの環境客の利便を考えると仕方のないことですが、
生活の匂いがあまり感じられません。
一度行けば十分かも
通りの端から端まで見て回りましたが、
残念ながら蕎麦殻枕を見つけることができませんでした。
いくつか雨戸の閉じた家もありますので、
時間が早かったためか、時期を逸して売れてしまったか。
お爺さんがパティシエに転向した可能性も否めません。 否める
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ナビに従って進むうち、三軒の蕎麦屋が並んだ辻に出ました。
左が元祖で右が本家。
迷っちゃう (´∀`)
余計な修辞のないもう一軒の店に入りました。
漁夫の利
なんとかセットを頼んでみました。 蕎麦は冷たいやつで。
蕎麦に白ごはんは要らんやろと思いましたが、
天ぷら定食+汁物(蕎麦)と理解することにしました。
天ぷらはイカと鰊と野菜類。
この店ではスルメや納豆、饅頭の天ぷらなんかもあるそうです。
追加注文?
するわけありません、んなもん。 ( ゚∀゚)
腰が強くて香りの良い蕎麦でした。 機会があればもう一度。
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帰りぎわ、入り口の横に蕎麦殻を発見。
( ゚∀゚) オッ 枕に見えなくもないので、
蕎麦殻枕を待つちょうさんに送りつけようかと思いましたが、
告訴されそうなのでやめました。
虫とかいそうだし
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先を急ぎます。
猪苗代湖の北岸をかすめ、米沢に向け山越えをします。
実はこのあたり、あまり事前の下調べを行っていません。
道端の観光施設にもあまり心惹かれるものもなく、
漫然と通り過ぎました。
/ つまんなくて悪かったな \
2~3kmほど湖岸の道を走ったのち、山に向かうことにしました。
行く手には厚い雲が見えています。
気持ちの良い高原道路を進むうちポツポツ降り始めましたが、
道路が濡れるほどではありません。
濡れてるがな
身体が冷えてきたので小休止。
8月なのに暖かい飲み物を売っていました。
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山道を抜けると天気も回復。 そこは8月の暑い東北でした。
ただここ数日の気圧配置のせいか、
湿度は低く、気持ちの良い涼しい風が吹いています。
道端でバッタを発見。
逃げないようにそっとカメラを向けました。
/ !! \
と、逃げるどころかこちらに向きを変え、
/ アァ? \
飛び掛かってきました。
これが有名な会津の人喰いバッタでしょうか? おらへん
/ ちっ! \
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まだ少し時間がありますので、
昨年行けなかった蔵王温泉のほうに登ってみました。
そばおん! の聖地で記念撮影。
暖簾の先には湯船へと続く階段が延びていました。
今日は装備品も多いのでお風呂はパスですね。 バス(風呂)だけに
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今夜は天童(山形)に泊まります。
ホテルでは事前にお願いしていた通り、
屋根のある駐輪場所を用意していただいていました。
速攻で着替え、陽のあるうちに天童の町を徘徊します。
そういうの良くない
天童は将棋の駒の生産で有名らしいのですが、
お土産に買うには結構いい値がします。
考えてみればここ何十年も将棋なんて指していませんし。
聞くと名入れ駒は漆が乾くまで時間が必要とのこと。
買わない格好の理由ができました(笑)。
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夕闇が迫るころ、町では祭りの準備が始まりました。
踊るおばちゃん、
騒ぐムクドリみたいなの。
/ ギャーギャーギャー \
迫りくるおばちゃん、
騒ぐムクドリみたいなの。
/ ギャーギャーギャー \
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初日はこんな感じで始まりました。
ここで一晩東北の気圧に身体を慣らしたのち、
明日以降の第2キャンプに向かいます。
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