その一、奥飛騨慕情 [ツーリング(超100km)]
雨の中を走るのも久しぶり。
いつ降り出すかを気にしながら走るより、
最初から降ってくれたほうが気が楽です。 マケオシミ
いつか雨が止み、青空が出て、合羽を脱ぐ時の気分を思うと
雨も悪くありません。 なんてね ( ゚∀゚)
桃太郎侍
中央道 岡谷JCTから長野道へと乗り継ぎ、
9:00 ちょっと過ぎ、松本に着きました。
松本市内をさらりと見学します。
まずはジョー松本さんち。 今日は不在のようですね。
旧開智学校。 伊藤カイチの母校です。 ざわざわざわ
入場料 3,000ペリカ。 しつこい
観光地の騒々しさは苦手なのですが、
ハイシーズン手前の平日とあって落ち着いた雰囲気。
松本市街から野麦街道(R158)を西へ向かいます。
北アルプスの南端、山の繋ぎ目を縫うような渓流沿いの道。
朝とは打って変わって、すっかりいいお天気になりました。
「飛騨の国」などというのは、
いかにも地霊のこもっていそうな国名である。
「街道をゆく 29」 司馬遼太郎
幾つかのトンネルを抜け、山裾をなぞりながら
徐々に標高を上げてゆきます。
安房峠をトンネルで抜けると、いよいよ飛騨です。
山道を抜け、ぽっかりと開けた丹生川の集落に出ました。
時間としては少し早いですが、高山に入る前に昼食にしました。
「高山ラーメン」あるいは「飛騨中華」と言うそうです。
味の感想はともかくとして、 オイ
隣接する麺工場が見学できるようになっています。
申し訳ないですが、まったく興味が湧きません。
そして謎のショップ。 ともに集客力ゼロでした。 (´∀`)
国道沿いのドライブイン。 時折見かける異次元空間。
嫌いではありません。
幾らも走らないうちに高山の町に入りました。
た・か山雄三の故郷です。 「た」は定冠詞な
飛騨と聞くと気分のうえではずいぶん遠く感じますが、
中央道や安房隧道のお蔭で、
日の長い夏場や秋口ならば充分日帰り圏内ですね。
チェックインには早いので、周辺をパトロールしました。
市内北部を流れる大八賀川。
対岸には県立斐太高等学校。
白線流しは懐かしい思い出です。 ( ゚∀゚) あ、卒業生じゃなかったわ
若い頃の私(右)
更に西へ。
高山の町の周辺には気分のいい小川が数多くありますね。
いい頃合いになったので宿に向かいます。
会社の健保組合が契約する保養所で、ずいぶん安く泊まれます。
以前は岩崎弥太郎電気の所有だったみたい。
バイクには雨露を凌げる軒下を貸して貰いました。
まだ日が残っているうちに町を歩いてみましょうか。
■
ここまで来ると関西圏からの旅行者が多いようですね。
あと中国語らしい言葉も飛び交っています。 ( ゚∀゚)
おばさまの団体に 絡まれ お話ししました。
どうやら私が帰る日から高山祭が始まるらしいです。
絶妙な間の悪さ。 ( ゚∀゚) 人生、峰撃ち
でも祭りのまえ、あとの微妙な雰囲気も悪くありません。
高山では観光資源として「さるぼぼ」を推しているようです。
子どもの無病息災を祈るものらしいのですが、
人(猿)のカタチのお守りってちょっと怖いです。
やがて母になる人が、生まれてくる我が子の幸せを想い
囲炉裏端で縫ったもののよう。
そんな委細を省略し、
土産もの屋さんの軒先に大量に並ぶ真っ赤なさるぼぼには
変質してしまったものへの違和感を感じてしまいます。
駅前に出ました。 いい具合に暮れてきましたね。
時間縛りが嫌で宿での夕食は頼んでいません。
どこかで食べて帰らないと。
でも昼のラーメンが 気持ち悪 腹持ちがいいので、
あまり食欲もありません。
ビールと軽いつまみでいいや。
高山焼きそば大盛り。 痛恨のオーダーミス。 (;゚∀゚) オオスギ
白目を剥きながら完食しました。
ちょっと疲れているみたいですね。 早めに寝ることにします。
明日は能登に向かいます。