thunderbolt 作戦 [その他]
バスを待っている頃から、
空模様が怪しくなってきました。
西の空がときどき光っています。
あたりはどんどん暗くなっていきます。
急げ! 新百合25系統。
追いすがる雨雲をぶっちぎれ!
思いが通じたのかはわかりませんが、
バスはややロールしながら赤信号に突っ込みます。
隣のサラリーマン(50代)が呟きます。
... 魂(ソウル) 魂の走りだ!
イカすぜサービスクルー! (東急バスの運転手さんのコトね)
沿道を埋め尽くした金髪ギャル(死語)から嬌声が上がります。
先行する小田急バスがたまりかねてアクセルを緩めた刹那、
一気にインを突きます。
この瞬間、勝負がつきました。
新しいキングの誕生です。
サービスクルーはうなだれる小田急バスに軽く合図を送ると、
アクセルペダルを床いっぱいまで踏み込みました。
■
降りる停留所が近づいてきました。
もう少しキングと走っていたい ...
後ろ髪を引かれる思いで停車ボタンを押します。
ボタンを押そうと待ち構えていた小さな子が
落胆の溜息を漏らします。
( ̄ー ̄)ニヤリ
雨が降り出す前に家にたどり着きました。
ありがとうサービスクルー、いやキング。
うまい酒飲んで帰ってください。 (永ちゃんでお願いします)
ふと見上げた空にはカエルのような雲が
今日の燃え残りに照らされていました。
[この日記はフィクションです]
■
私の携帯(FOMA)は、たぶん4,5世代前の機種です。
ちょうどGPSが入り始めた頃のやつ。
まだまだ快調に使えるので買い替える気はないのですが、
ちょっと他人の目が気になる私はスノッブです(笑)。
心象風景
オマエの携帯、なんか分厚くない?
オマエの携帯、なんか分厚くない?