跫音(あしおと) [その他]
今日も蒸し暑い一日でした。
でも、ほんの少しだけ
秋の気配を感じませんでしたか?
肌を撫ぜる風や空の色、雲のかたち。
... あまり昨日までとは変わっていない気もしますね。
僕の気のせいでしょうか。
街角に立ち止まって考えました。
非常に感覚的でお伝えしにくいのですが、
町の、人の景色が少し憂いを帯びているような。
目に留まる暮れたような色あいが秋を想わせるのかも知れません。
悲しいというより、少し疲れてはいるけれど健気(けなげ)な感じ。
汗だらけの笑顔。
色々なところに出掛けると土地とそこに住む人の関係、
自然や環境に立ち向かい融和する人びとの健気さに打たれます。
でも、
世の中を貫き絶え間なく流れる人びとの跫音 -通奏低音- は、
わざわざ山の奥深くまで行かなくても、
すこし注意深く耳を澄ませば聞こえてくるもののようです。
今日も一日、お疲れさまでした。