干す 【塩山】

2011/11/20

県境の峠は霧の中でした。

昨日の強風と雨で
道路もエラいことになっています。
鰹節をまぶしたお好み焼きみたいな。

一瞬、帰ったろかと思いましたが、
それさえも面倒臭く。
なけなしの根性を出して
進むことにしました。




やっとのことで山梨側に抜けると、
雲は多いながらも
青空が広がっていました。





ナントカ湖の湖畔でナントカ山をバックに。

ナントカ山は結構、高そうですね。
全くの山勘（山だけに）ですが、
3,700mちょいはありそうです。




山勘といえば山本勘助。　
甲州だけに武田信玄の影が
ちらついています。ちょっとムリがあるぞ



頂上を覆う雲。
なんか、シャンプーする男（するお）みたい。


シャンプーする男（ギャグマンガ日和）


頂上のあたりは大荒れなんでしょうね。
なんせ結構高そうな山ですから、する男山。
勝手に名づけないように




枯葉の中を抜け、
バイクもちょっとばかり悲しい感じに
なっています。
走っていて
野焼きのような匂いがすると思った。




勝沼あたり。

目指す盆地は霧の底に沈んでいます。
これからあの中に潜るかと思うと
少し憂鬱です。




今日の目的地は塩山です。　
全土が塩でできています。うそです。

今は甲州市って言うんですかね。
広東省人民政府が置かれる省都です。
それは広州市

干し柿事情の調査が
今日のミッションです。




バイクを恵林寺に残し、
あたりをウロウロしました。
そこここの軒先に
数珠のように柿が干されています。






カラスが狙わないのが不思議です。
臭いのでしょうか?　5秒以内にあやまれ




夕べの嵐の揺り戻しなんですかね、
とても暖かな日になりました。

でも日暮れ頃には
急激に気温が下がるそうです。
そろそろ冬を迎える覚悟をしないと
ダメですね。


こんな形のバケツ初めて見たぞ　エアファンネルかよ


ことのついでに
晩秋の風景を探しに行くことにしました。


人生氷河期


浅間神社 一宮。
甲府盆地の東のはずれの
小高いところにあります。



境内では七五三の坊やたちが
参拝の順番を待っています。


千歳飴は歯に粘るのう　


境内の裏手には
こっそりインスタント沼が作られていました。
インスタント沼については
各自ググってください。
調べるほどのものでもないです




巨大看板。

間違えたと言い逃れする
ヘンタイ野郎が多いんでしょうね。




湿ったところに置いておくと、
野性の黒ひげが捕まります。
首尾よく捕まえたら
剣で突くとよいでしょう。





あまり気乗りしないまま
300kmほど走ったのですが、
今日はバイクがうまく曲がりませんでした。
峠みちでは無理やりこじって走りましたので、
すっかり疲れました。

帰る頃になってようやく腕の力が抜け、
なんとか思ったラインを
なぞることができるように...

なったんだか、なってないんだか。

■

帰り際、
洗車場で軽く汚れを落としました。

今回の走行で54,000kmを超えました。
今度の週末は
オイルとエレメントの交換ですね。

エキパイもそろそろ塗り替えないと。




そうこうしてたら
何やら雲行きが怪しくなってきました。
季節の変わり目の不安定なお天気です。

マッハ3で帰りましょう。　　
（本日のレート：　マッハ1=20km/h）




ただいまんぼう。




間髪入れずに雨が降り出しました。
どんだけ神さまに
愛されてるんやっちゅうねん。

　　God bless me!




今日は雨の予報が一転して好天に。
欲を張って出かけましたが、
いまひとつ調子が出ませんでした。

でも考えてみると、
生まれてこのかた調子のでたことが
数えるほどしかないような。

ま、こんなもんでしょう。　
怪我しなかっただけ儲けもの。





今年もあと40日ほどで終わりですね。

子どもの頃はお正月が楽しみでしたが、
今はさほどの感慨もありません。
干し柿を見れば
テンションが騰がるかとも思ったのですが、ね。



なんか寂しい感じでおわり。