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その三、旅の終わりに [ツーリング(超100km)]


2013/10/09

目が覚めると、外は雨でした。

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事前の天気予報で、
最終日は午後あたりから怪しいとは思っていましたが、
眠っている間に予報が変わったようです。

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夕べ寝る前に布団の中で考えたプラン、
木曽路、中山道をぐるりと周って新東名に乗るコースは
雨雲の真っ只中を辿ることになりそうです。

木曽福島の街道沿いの神社。
学生時代の夏の日に昼寝をした場所を
記憶を頼りに探してみようと思っていたのですが。

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むかし写真を撮った場所を訪ねて周る旅というのも
楽しいかも知れませんね。

予報によると松本方面は天気の回復が見込めそう。
東に抜けることにします。

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平湯隧道を抜けたあたりで晴れ間が出ました。
ここで合羽を一旦は脱いだものの安房隧道の先はまた雨。
脱いだり着たり忙しいこと。 ( ゚∀゚)



雨のなかバイクを停める元気もなく惰性で走ります。
観光バスを交えた車列は速度も抑えめ。
ぼんやりと色んなことを考えます。

... 写真が少ないぶん、文章が多いですね。  (´∀`)
昨日までの写真で水増しすることにします。

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EXILE

  実は2晩続けて家族の夢をみました。

  これまでは気儘なひとり旅なんて嘯いていましたが、
  なんだかとても不自然なことのように思えてきました。

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  一緒に旅する年配のご夫婦にお会いしたこと、
  あるいはさるぼぼの影響かも知れません。 ( ゚∀゚)
  いつでもできると思っていても、実はそうでもないのかも。

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perfume

  旅先の気分というものは誰かと共有することではじめて
  しっかりとした質量を持つもののようにも思えます。

  決めました。

  バイクでの単独泊ツーは今回で終了。
  少なくとも初めて行く場所は家族を伴うことにします。

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  誤解のないよう付け加えると、
  これは今の自分にとっての局所最適解、気分の問題であって
  正論を吐いているなんてこれっぽっちも思っちゃいません。

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結局、松本に下りても雨。
台風の影響でしょうか、晴れ間と強い雨が交互に。
諏訪に向かう道は方向の定まらない強い風に翻弄されました。

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諏訪盆地を抜けた富士見町あたりで雨が止むと予想。
そんな根拠の乏しい希望だけが支えです。 

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おっさんの祈りが天に届いたのか、
富士見町で本当に雨があがりました。 (´∀`)

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北杜市から甲府市へ。
尻上がりに天気は回復してきましたが既に心は帰宅モード。
このぶんだと夕食までに家に着けそうです。

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ひとりで長距離を走ると嫌でも自分と向き合うことになります。
そう思うと旅の心象というものが、
その時々の自分の気分や環境を映すのはあたりまえのこと。

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職場や家族に無理を言って出掛けたお蔭で、
今の自分の定位が幾分くっきりとしてきました。

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この週末は父親の納骨です。
宝達山の頂上、千里浜を見下ろす道端で拾った形のいい小石。
遺骨と一緒に納めたいと思います。

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長々と糞つまんない日記、ご覧いただきありがとうございます。
皆さまも安全で楽しいバイクライフ(死語)をお過ごしください。



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