point of no return [バイクの周辺]
2014/11/03
高尾山あたりをのんびりと流しています。
小川沿いの道を辿ると、
右手に楳図かずおさんの別宅が
見えてきました。
生憎、不在のようですね。
居たら居たで困ってしまうのですが。
( ゚∀゚) グワシされたらどうしよう
徐々に標高を稼ぎ、
行き止まるところが高尾霊園です。
思ったほど紅葉は進んでいないようですね。
山を一旦下りて
裏高尾のほうまで行ってみました。
好天の休日とあって
道路いっぱいにハイカーが歩いています。
バイクで登るのはちょっと無粋でしたね。 (;゚∀゚)
ちなみに山ガールはいませんでした。
空気はひんやりとしていますが、
こちらも紅葉はまだまだという感じ。
ふと気付きました。
雑木の多い山ですので、
そもそも紅葉しないのかも。 (;゚∀゚)
新しく開通した圏央道の下で考えを纏めます。
お手軽な近場で
深山幽谷の雰囲気を味わおうとした目論見が
早くも綻び始めていることに気づきます。
実は先週、紅葉を眺めようと
下仁田(群馬)から内山峠を越えました。
長野に入ったあたりから気力がトーンダウン。
これ以上距離を延ばすことが物憂くなりました。
甘いものを食べてみたのですが効果なし。
佐久の町の手前、
枯れ残った一叢のコスモスを合図に
引き返すことにしました。
point of no return 「不帰投点」
飛行機が戻る燃料のなくなる点
という意味だそうです。
行くか戻るかの最終判断。
私の不帰投点は
確実に短くなってきています。 ( ゚∀゚)
そんなこんなで今回、
帰りの燃料(気力)を気にしないで
近場をのんびり走ろうと思ったのですが、
無思慮が災いして
中途半端な結果に終わりそうです。
お! ( ゚∀゚)
point of no-tarin ですな。 うまいコト言えてないぞ
とはいえこのまま帰るのもつまらない。
藁にも縋る思いで案内板を見ると
武蔵陵墓地の文字が。
昭和天皇の陵墓だそうです。
知らぬ仲じゃなし、行ってみましょうか。
あっと言う間に着きました。 ( ゚∀゚)
案内板によると、
大正天皇,皇后、昭和天皇,皇后が
祀られているようです。
参道の両脇は杉木立になっています。
雑木の多い八王子の丘陵のなかで
別格の趣ですね。
花粉の時期には近寄れない場所です。 (;゚∀゚)
北参道から回り込むと、
武蔵(東)陵が見えてきました。
昭和天皇,皇后の陵墓ですね。
更に進んで多摩(東)陵。
大正天皇,皇后が祀られています。
大むかし、小学生だったころ、
海辺の校舎の窓から山を見つけて探検を決意。
山なんてバスに乗らないと行けないと
思っていました。
緑の葉が揺れる様子まではっきりと見えるのに、
いくら自転車を漕いでも近づかない山。
そのうち確かに見えていた緑の木立が
建物に隠れて見えなくなりました。
結局、途中で断念して帰路へ。
それが仁徳天皇陵だと知ったのは
随分後のことでした。
東路に 有といふなる 逃げ水の
逃げのがれても 世を過ぐすかな (源俊頼)
逃げ水を追っているうち、
随分と時間が経ってしまいました。
糞生意気な少年は目出度く糞ジジイに。
日ごろの運動不足が祟ったのか、
脳の酸素不足が見せた白日夢。
残念ながらここに居るのは
小学生の私ではありません。
ふと気づいたら駐車場に到着。
偶然知って、何の気なしに訪れた場所。
時空の歪に
うっかり片足を取られてしまいました。
今日はこれくらいにしといたろ。
正月休みを目指し、
明日からお仕事頑張りましょう。 ( ゚∀゚)
めっちゃ遠いわ