can-non [ツーリング(近場)]
2014/10/18
今日は近場をうろうろと。
青梅から成木街道を目指します。
日が射しはじめると、気温が上がってきましたが、
山蔭に入ると急に冷え込みます。
山ではそろそろ冬に向かい始めているようです。
名栗の町に入ると、今日の目的地が見えてきました。
チャゲアスの「YAH YAH YAH」に歌われた、
あの名栗です。
鳥居観音、参道入り口。
上のほうまでバイクで登ることができるようです。
通行賃、バイクは300円。
係の人が居ませんので、払わない人も多いのでしょうね。
小さく畳んだ一万円札をねじ込みます。 うそつけ
苔だらけの滑りやすい急坂をなんとか登り切りました。
稜線の先、谷の向こう側に奴の姿が。
ここから先もバイクで進むことができるようです。
素晴らしい。 ( ゚∀゚)
でもダートみたいだし、
最近運動不足なので歩くことにします。
熊とエンカウントしないよう、
水戸黄門のテーマを口ずさみます。
参道沿いに怪しい施設が点在しています。
無事に下山できるのか、ちょっと不安。 (;゚∀゚)
名栗に入るといつも感じるのですが空気が美味しいです。
あまり感覚的な修辞は好きではありませんが、
不思議とそう感じます。
特にこの季節は空気の粒が濃いですね。 粒などない
はるか眼下に名栗の集落が見えます。
高所からの視点では、
山里の暮らしが随分と心細いものに感じられます。
なんにもしないで生きるより 何かを求めて生きようよ
幻の4番まで歌い切ったころ、奴の側面に回り込みました。
まだ歌ってたことに驚きだ
後頭部に展望台のような微妙なケージがありますね。
しかし山の上によく作りましたね、こんなの。 こんなのて言うな
正面に出たところで、3体並んだ姿を写真に収めます。
ヒゲが木に隠れてしまいました。 アルフィーかよ
拡大図。 額の部分が本体です。
ちなみにさかなクンはハコフグが本体らしいです。
下のおっさんは帽子置き。
胎内めぐりができるようですが、別にいいや。
幼稚園児が大挙登ってきたところで
山を下りることにしました。
苔むした急坂を思うと、ちょっと憂鬱。
とまあ、以前から気になっていた鳥居観音ですが、
意外と簡単にアクセスできることが分かりました。
うん。
下から遠目に見上げているほうが風情がありますね。 ( ゚∀゚)
すれ違ったおばさん達が真顔&無口だったことに合点。
とはいえ、ゆったりと時間を過ごすにはいいポイントです。
楓が多い山ですので紅葉のころは綺麗でしょうね。
観音いらない
/ また来いよな \
麓の蕎麦屋さんで早めの昼食にしました。
天ざる950円。 機械打ちですが腰のある蕎麦です。
以前にも来たことがあるのですが、
ここは天麩羅の揚げかたが上手です。
お店の人も愛想がいいし。
わざわざここを目指したりはしないものの、
うまい具合に食事時に通りかかったら迷わず入るてな感じ。
■
帰りみち、立川市の古民家園でひと休みしました。
木戸の前に立つと、薪をくべるいい香りがしてきました。
ちょっと入ってみましょうか。
ボランティアの方に伺うと、
毎朝10時頃から囲炉裏に火を入れるそうです。
茅葺屋根の害虫除けが目的だとか。
むかしこの辺りでは鷹狩りが盛んだったそうです。
奥の間は格の高い人が休憩できる造りになっていました。
ここに来たときはいつも濡れ縁でのんびりとします。
ボランティアの方も心得ていて、
絶妙な距離感を保ってくれます。
もてなしというのは80%が機微ですね。 おっさんになると分かるぞ
小一時間ほど昼寝したい気もしますが、
知らないお婆さんとかが夢にでてきそう。
ご先祖は子孫にきちんと供養されているのでしょうが、
古い家には家霊が棲むっていいますからね。
バイクに戻りふと見ると80,000kmを超えていました。
地球一周が40,000kmだそうですから、
ふたまわりした計算。
ふたまわり。
陽水に「人生が二度あれば」という曲がありますが、
来春に娘がひとり立ちするのを機に、
少し違う生き方を始めてみるのもいいかも知れませんね。
久しぶりに聞いてみたのですが、
改めて親の立場で聞くと、ずいぶん昔と印象が違います。
歳はとりましたが、
子どものために人生を磨り減らした覚えはありません。
奴は几帳面ですから、妙な荷物を背負わせないよう、
いつかそのことをきちんと伝えないといけませんね。
てなことを考えながら走った秋の日でした。
では皆さま、楽しい週末を。