花粉の彼方

2020/03/01

ちょっと早起きして江ノ島まで。

江ノ島は橋を渡るより、
片瀬漁港から眺めるのが好きです。




徐々に晴れ間が出てきましたが、
富士山を望むことはできませんね。



ここまで来る道すがら、
開店前のドラッグストアには長蛇の列が。

皆さんが家族を守るため奮闘するなか、
のんびりバイクで遊んでいて申し訳ない。



波止に腰かけて、途中で仕入れた缶コーヒー（暖）。
ひねもすのたりな春の海を眺めました。

もう少し足を延ばして、
森戸海岸まで行ってみましょうか。



森戸大明神の駐輪場にバイクを停めました。

今日は皆さん出控えているのか、
いつもの混雑はありませんね。



まずは本殿へ。

世界平和と転売屋への天罰を
お祈りしました。



お参りを済ませたら
浜のほうまで下りてみます。



祭神は大山祇命（オオヤマツミノミコト）、
ほか1名。  バチあたるぞ

江ノ島越しに見える 今日は見えないけど
木花咲耶姫（コノハナサクヤビメ）の
お父さんですね。



湘南の海を背景に、
石浜裕太郎（BOSCO所属）のレリーフが。



サイドに回り込んでみた。




京浜急行逗子線沿いに東へ。
三浦半島のジョイント部分を横断します。



今日の〆は金沢文庫。
称名寺までやってきました。



仁王門。

ここの金剛力士像は、
頭身のバランスが美しいとか。




うん。

夏に向けて、
かなり仕上げてきていますね。

境内から小山をひとつ隔てて
金沢文庫があります。



守備兵の目を盗みトンネルを潜り抜けます。



北条実時が設けた文庫ではなく、
今は名前を受け継いだ
県の歴史博物館になっています。



休館中なのは聞いていましたが、
今日来たのは別の理由があります。



先ほど通り抜けたトンネルの脇に、
鎌倉期に掘られたものが現存しています。
これを見に来ました。

山を越えた先に文庫を作ったのは、
実時が火事を恐れたためだとか。



私財としてではなく、
文庫という公の知恵，知識を守るといった
可憐なまでの責任感が、
700余年の時を経て伝わってきます。



称名寺には鎌倉の町や海に通じる
秘密の地下道が存在するとの噂もあるとか。

歴史のマロンですね。



よく日本人の美質として言われる
自己を抑え込んで公共に奉じるといった、
いわゆる痩せ我慢の精神がありますが、



こういった人としての徳、
社会性における品というものは
江戸・山の手の旗本階級が生んだそうです。



その源流を成しているのが
名こそ惜しけれという
鎌倉武士の心映えだということに
間違いはなさそうです。



実時よりずいぶん長生きしてしまいました。

私にどれだけの余生が残っているかは
分かりませんが、
恥ずかしくない生き方をしないといけませんね。

まだストックがあるのに、
トイレットペーパーを買ってごめんなさい。

おわり。


追伸、

マスクの調達性が悪化するなか、
こんなのを手に入れました。



MIZUNOのフェイスガード（C2JY8122）。
ハイドロ銀チタンがスギ花粉を
水に分解してしまうらしいです。

つけてみた。

　　　　 著者近影

AB蔵のマスクCMは胡散臭かったですが、
今回のツーリングに使用してみて
実際に効果があることを確認しました。

ビックカメラ.comで1,480円。
お勧めです。


2020/06/19

消費者庁、「花粉を水に変えるマスク」に課徴金857万円

消費者庁は、「花粉を水に変えるマスク」を販売するDR.C医薬に対して、
商品に表示されている効果に対する合理的な根拠が無いことから、
不当景品類及び不当表示防止法で禁止された行為に該当するとして、
課徴金857万円の支払いを命じた。　　-Impress Watch

  ( ﾟ∀ﾟ)