SSブログ

過ぎ去りし日々 [ツーリング(近場)]


2020/02/23

風は強いですが、まずまずの好天でした。

DSC04582_R.JPG

35.958897, 139.486932

朝っぱらから、
栃木市あたりをうろうろしています。

DSC04589_R.JPG

岩船山。 これまで日記にも何度か登場しましたね。

36.325324, 139.660074

DSC04588_R.JPG

手前に見えるのは岩舟駅です。
ちょっと行ってみましょうか。

DSC04593_R.JPG

『秒速5~6センチメートル』というアニメの
聖地らしいです。 曖昧かよ

DSC04594_R.JPG

無人駅のホームに出てみると、
アニメの威を借りた怪しからんカッポーが。

DSC04596_R.JPG

行き場のない怒りを昼ごはんにぶつけます。

DSC04597_R.JPG

岩船山のすぐそこ、
こまば亭さんにお邪魔しました。

36.325027, 139.655848


DSC04615_R.JPG

ネットで調べると、
隠れ家的な名店だとか。

DSC04600_R.JPG

壁には芸能人のサインがたくさん。
言ってくれれば書きますけど。

DSC04604_R.JPG

クリフステージの出演者でしょうか、
音楽関係の方が多いようです... ん?

DSC04604.JPG
名前書いたれや

DSC04605_R.JPG

そもそもは鰻屋さんだったそうで、
失恋のショックで蕎麦・うどんも始めたとか。
後半はうそです

DSC04609_R.JPG

かつ丼を頼んでみました。
じつはこれ、蒲焼のたれがかかっています。

DSC04613_R.JPG

ちょっと珍しいこともあり、
ネットには紹介記事が散見されますが、
味については皆、言葉を濁します。

DSC04606_R.JPG

で、今日は岩舟くんだりまで確かめに来たのですが、
くんだりとか言わない

DSC04610_R.JPG

感想は、    … 教えない。

DSC04616_R.JPG

振り上げた拳の落としどころを求め、
岩下新生姜ミュージアムに来ました。

DSC04617_R.JPG

館内は新生姜をモチーフにした展示が
雑然かつ無秩序になされています。

DSC04624_R.JPG
ご神体やんけ

正直な話、何が面白いのか皆目分かりません。

DSC04620_R.JPG

よくよく考えたら、
岩下の新生姜に何の思い入れもありません。

DSC04626_R.JPG

これって『写真を撮らせる』展示ですね。
SNSで宣伝活動の一翼を担わせる仕掛け。

DSC04627_R.JPG

ゆえに全体の調和などどうでも良く、
ひとつひとつが絵になればOKなのでしょう。

入った瞬間に感じた混沌さの原因が
分かったような気がします。

DSC04622_R.JPG

携帯端末やSNSの普及で
他者との垣根が低くなるのは結構ですが、
思考や嗜好がダダ漏れになるのは
少しばかり恥ずかしい気がします。

DSC04629_R.JPG

帰りぎわ、巴波川沿いの道。

DSC04632_R.JPG

しばらくぶりの蔵の町は、
どこがどこやら分かりません。

DSC04633_R.JPG

むかし好きだった町という記憶だけが、
黄砂まじりの風に吹かれています。

DSC04634_R.JPG

田んぼ越しの筑波山。

DSC04639_R.JPG

36.283087, 139.711457


サロン・ド・無許可

ところどころで懐かしい景色と再会するのですが、
なぜかいまひとつしっくりときません。

DSC04640_R.JPG

36.270190, 139.714435


廃業したコンビニ。
ここのベンチに腰かけて、
缶コーヒーを飲むのが好きでした。

DSC04642_R.JPG

長い間ベンチに敷かれていた
謎の敷物は姿を消し、

DSC04641_R.JPG

店内の鉢植えはすっかり枯れていました。

もう世話をする人が居なくなったかと思うと、
漫然と過ぎていった時間が
とても掛け替えのないもののように感じます。

DSC04645_R.JPG

これまで気儘にバイクで出掛けては、
何十年も変わらない風景や人の営みに
時の淀みを見たような気になっていましたが、

DSC04579_R.JPG

本当のところは、自分自身が時の流れに
置き去りにされていることに
今さらながら気づきました。

DSC04587_R.JPG

未来のことなど分かりません。
また、過ぎ去った日々といえども
心象とともに変化します。

とすると自分にとって確かなのは
今この瞬間だけなのかも知れません。

冷蔵庫のプリンを食べることにします。




共通テーマ:バイク