ヘルメットロックのこと

2020/03/22

日曜日の昼下がり、
チェロの練習をしていると
こんなものが届きました。触ったことないわ

ヘルメットロック Type-3（503-0600200 キタコ）。



閂（カンヌキ）を開閉する
ヘルメットロックなんですが、
車体に取り付けるパーツはなく、
ロックシリンダのブロックのみ。



M6ボルト2本での固定です。
間隔は38mm（1.5インチ）ですが、
メートルのボルトでいいみたい。

汎用性のあるバイク部品は、
インチ/メートルの規格に
注意が必要ですね。

さっそく開封してみました。



キーの回転角に応じて
閂がスライドするタイプではなく、
キー操作でラッチ（掛け金）が外れ
閂がバネの力で戻る（開く）仕様。



左側の黒いピンを押し込んでロック。
キーを矢印方向に10~20°くらい回すと、
ラッチが外れてピンが戻ります。



前出の寸法図を参考に、
M6の極低頭ボルトを調達しました。
固定箇所の板厚を考慮してL=10mm。

材料が揃いましたので、
さっそく取り付けてみます。



リアボックスの背もたれ下に取り付けるため
ガイド穴を開けました。

　ラインからずれてる？

誤差誤差ァ！



大径の穴開けはステップドリルが便利。
道具箱に1本あると重宝します。



M6ボルトを通す穴が開きました。

微調整できるよう、
片側を若干大きめにしています。
ちょこざいな



ボックス内側から極低頭ボルトを通します。
強度を得るために大きめの座金を使用。

　SUS 丸座金 6x30mm  JO-195 , 大里
　www.yodobashi.com



樹脂を挟むため、
ボルトの弾性限界までトルクを掛けられません。
中強度のネジロック剤を塗布しました。



ボルトをエエ感じに締め込んで完成です。

土台が樹脂なので多少撓みますが、
厚み，粘りのあるPP素材※なので　
簡単に捩じ切ることはできなさそう。※未確認



使用時はこんな具合にワイヤーを併用する
作戦です。

リアシートのフルフェイスや荷物、
グラブバーに通せばトップケース自体の
ロックが可能になります。





ちょっと誤算だったのは、
シリンダー部分の突き出しが大きく
背もたれよりも飛び出しています。

キーの長さ（山）から見ても、
ピン数の多いちゃんとしたシリンダー
なのでしょう。



そもそもタンデムする予定はないですし
ツボ押し効果も見込めるので  ない
これでOKとしましょう。

このロックの便利さは
実際にバイクに取り付けてから
ご紹介（自慢）することにします。

続編がなければ察してください。


モヤモヤした感じで、おわり。