ブレーキローターを大径化してみた [バイク整備]
2012/05/19
ZRX1100/1200の中古ローターが
手に入りました。
ペルシャの商人から、
1枚3,000円ちょい。
早速取り付けてみようと思いますが、
実は直径が違います。
300mm(ZEP:左)に対して
310mm(ZRX:右)。
厚みも違いますね。
4.5mm(ZEP:上), 5.0mm(ZRX:下)。
取り付けにはキャリパーサポートの交換が
必要になりますが、
市販のもの(大径用)は
320mmローター対応です。
【まとめてみよう】
300mm(ZEP ローター径)
310mm(ZRX ローター径)
320mm(キャリパーサポート適応径)
ひとつとして同じ数字がありませんね。
( ゚∀゚)アハハ
でもこんなの、
宇宙の広大さに比べたら
屁みたいなもんです。
仮組みしてみました。
■ before
■ after
気持ち、デカくなりましたね。
小さいトトロが
中くらいのトトロになった感じ。
「見てんじゃねえぞゴルァ」
肝心の適合性なんですが、
まずローター内側は
いい塩梅にパッド面が来ています。
ブレンボはパッド面がやや広め
なんでしょうか、
300mmのローターでは
インナーを削ってしまいます。
その点ではいい方向ですね。
外側は2-3mmほどパッドが
ローターよりも突き出ています。
分かりづらいですが、
黄色くマークした箇所。
これくらいは想定範囲内。
パッドを削って対応します。
大きな問題はなしと判断しましたので、
本格的に取り付けます。
純正ボルトには
あらかじめ緩み止め剤が塗られています。
このボルトは舐めやすい
(てか舐めた (´∀`) )ので新品を用意し、
バカボンのママみたいに
やさしく付け外ししたほうがいいです。
舐めた穴にHEXビットをハンマーで叩き込んで
事なきを得ました。
ちょっと泣きそうになったぞ
取り付け完了です。
センター出しには
キャリパーサポートにオマケされていたシムを
各ボルトあたり2枚ずつ使いました。
思わぬ副産物。
キャリパーの位置が後ろに下がったため、
スピードメーターケーブルの取り回しが
楽になりました。
フロントを上げたまま
ホイールを回しながら軽くブレーキを当て
ジャダなどがないことを確認します。
「カレー大好き」
中古ながらアタリのローターみたいです。
ちなみにリアは
2年前にsunstarのものに交換済みです。
各部トルクの再確認と念のため
前(後)ブレーキのエア抜きをして
本日の作業を終了しました。
明日の午前中は自由時間があるので、
散歩がてら様子をみてきます。
【ローター大径化の効用(私見)】
・ ブレーキ容量(熱含め)がupする, 放熱性がupする
・ ブレンボパッドの当たりが改善する(鳴きに効果)
・ メーターケーブルの取り回しが良くなる
■
作業中にミラクルパワーで折り曲げてしまった
メーターケーブル。
後日、新しいものに交換しました。
ついでにシフトペダルのゴムも、
おニューなのさ。
■
ちなみに今回は
「やってみたら、こうなった」という日記です。
人にお勧めできる内容ではありませんし、
もし何か聞かれてもお答えできません。 ヽ(´Д`;)ノアゥ...
軽く読み流してくださいね。
今回のreplaceを行うことで、
パッドの当たりを常に気にしなくてはならない
という呪いがかかりました。
あと、320mmローターが欲しいという呪いも(笑)。
バイク弄りって大抵はそんな感じですよね。
負の連鎖、だけどちょっと楽しい連鎖。
追伸、
後日、320mmまで大径化しました。
EOF