どこまでも行こう [ツーリング(超100km)]
目出度く70,000kmを超えました。 記念に日記をひとつだけ。
2013/06/09
珍しく朝早くに目が覚めました。
30分ほどで身支度を終えて出発。 まっすぐ北へ向かいます。
退屈な市街地を抜けたら見晴らしのいい田園地帯に出ました。
シールドを上げると、昔どこかで嗅いだ土の匂い。
先日キャブの同調を取ったせいでしょうか、
規則正しい音でエンジンが回っています。 結構、結構。
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きっちり2時間走ったところでコーヒーブレイク。
畑仕事のお手伝いでしょうか、
小学生くらいの女の子が器用に猫車を押しています。 (´∀`)
そんな光景を眺めながら、
ベンチに腰かけて10分ほどもんまりとしていると、
もう目的地に着くことなんかどうでも良くなりました。 もんまりて何?
そもそも目的地があったのかどうか。 ( ゚∀゚)
そうそう、
ナンバープレートのところに青芝フックを付けました。 青芝は要らんな
シートバッグを後ろにずらしてヒップバッグのスペースを確保。
ナンバープレートのボルトをフックにする商品もありますが、
ゴムコードが車体に接触しないようこちらを選びました。
タナックス モトフィズ/プレートフック
このバッグ、上部が大きく開くのでカメラの出し入れが便利です。
前に廻すと乗車中でもカメラを取り出せるのがミソ。
最近、距離は走っているのですが写真を撮るのがつい億劫で。
この前日に軽井沢まで走ったのですが写真はゼロ。 ( ゚∀゚)
道具の力を借りて現状打破する作戦です。 まず横着を直せ
防水ではありませんがバイク用の半額以下。 買いです。
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ちょっとした思い付き。
前から気になっていた看板に従い左折しました。
洗髪&髭剃りをお願いしようかと思います。
すぐに見つかるとタカを括っていたのですが、
2周ほど集落内を探したものの見つけることができません。
残念ながらトム・クルーズになり損ないました。
今日のところはキアヌ・リーブスのままで我慢します。
/ んもう \
帰ってからウエブで調べると、この神社のすぐそばだったようです。
看板らしいものが出ていなかったので気付きませんでした。
失意のまま更に北を目指します。
ま、ほとんどダメージはありませんが。
むしろ、ちょっとばかりホッとしてたりして。 ( ゚∀゚)
高圧鉄塔打ち上げの瞬間 (種子島宇宙センター)
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市役所の前でお孫さんを連れたお婆さん。
ぼくのバイクのナンバーを見て、
懐かしそうに昔の横浜の話を聞かせてくれました。
注意深く聞いていると、街の思い出というより人の思い出。
何十年も経ってからお婆さんの茶飲み話になるような
粋な横浜人になりたいものです。
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昼近くになり暑くなってきました。
メッシュジャケットの下には厚手のシャツ。
途中のコメリで仕入れた500円Tシャツに着替えます。
ワンコイン
着てみると異常にぴっちりとしたシャツでした。
マッチョとかハードゲイの人が着てるやつ。
おっさんでハードゲイて。
西岡徳馬かよ (´∀`) ファンの人に謝れ
迷走するラーメン屋
梅雨どきとは思えないお天気と
綺麗に回るエンジン音に気持ちまで大らかになります。
世界の平和を願って観音堂に立ち寄りました。
近くの採石場あと。
正午になると大きな岩が左右に分かれ、
/ ゴゴゴゴゴ... \
巨大観音像が出現します。 からくり時計かよ
その高さ27m。 川合俊一、約12人分。
川合俊十二と名付けました。 単位ではない
17hyde
/ おまえの髪型、おかしくね? \ るせ
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東照大権現まで北上したところで南へ折り返します。
今日は時間がたっぷりあるので、ちょこちょこと寄り道をします。
綺麗に植えられた稲が育ってきていますね。
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いじめ撲滅祈願、だって。
日本人の悪い癖。
ちょっと目立ったことをすると大勢で意地悪が始まります。
皆で目配せしてネチネチと。
価値観の合わない人に対し不満を持つのは仕方ないとして、
それを口に出したり徒党を組んだりするのは情けない。
場の空気に呑まれたのか、
マトモだと思っていた人まで加わって。
がっかりです。
満員電車のドア横に宿便のように張り付くおじさんみたいな。
つまんないポジション争いに固執したり、
人を疎外するためにお友だちづくりに励んだり。
戦うところが違うんじゃないの?
青い橋と、
赤い橋。
で、大きなダム。 人の力は偉大ですね。
キリのいい干支回りで60歳が寿命だとすると、
大きな事を為す人間には絶望的に短いのでしょうね。
小石1個ぶんでも高いとこに登って目線を上げれば、
つまんない意地悪をしている暇なんてないと気づく筈。
なんてね。 ( ゚∀゚)
ここで写真が尽きました。
今回はこれで失礼します。
皆さん、楽しい週末をお過ごしください。
【追伸】
こんな文章があります。 FYI
当の本人たちは正義を気取っているんだという見立てです。
意地悪は日本人の民族病といっていい。
日本では男の社会でおこなわれるのが特徴的である。
一般に正統でないとされる者がその地位につく場合、
他は目ひき袖ひきして合図しあい、蔭口をまきちらし、
やがてはその座にすわっている当人の
精神の正常性が保てなくなるまでそれをやるのだが、
日本人の宿痾ともいうべき意地悪は、
場違いにやってきた当人に対し、
それとなくお前はそこにすわるべきではないということを
集団的に暗に気づかせようとする作用で、
拠りどころはあくまでも組織内部の隠微な正義である。
司馬遼太郎 「街道をゆく 佐渡のみち」