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フォークオイルを交換してみた [バイク整備]


2014/03/15

尻に配備された早期警戒システムが異常を検知しました。

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ドラッグストアの駐車場に緊急停止しタイヤを確認。

  おわっ  Σ(°Д°;

なんかごっついのが刺さってます。

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  なにかの芽 ( ゚∀゚)? 春だから

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      あははは  うふふふ

受け容れ難い出来事に現実逃避システムが作動しました。

先週、新しいタイヤに交換したばかりなのに。
しかも斜めに刺さってますから、
プラグでの修理は無理でしょう。

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すべてが輝いて見えたあの日

100%絶望的な状況ではありますが、
ジーン・クランツ主席管制官が事態の掌握に努めます。

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ネジの頭をグリグリしてみるとフゴフゴ動きます。
ひょっとするとラジアルベルトの前で止まっているかも。
自販機で買った水を掛けながら、
ゆっくりとネジを抜いてゆきました。

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エア漏れはないようです。

   行けるで行けるでぇ ( ゚∀゚)

一時はゾロアスター教に改宗し、
老若男女、片っ端から呪ったろかと思いましたが、
バイクの神さま(50代男・半裸)が護ってくれたようです。

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先が尖っていないことと、大きめの頭がトレッドで止まった
のが良かったのでしょうね。
結構目立つ傷で多少の不安が残りますが、
ツーリングを続けましょう。

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利根川を超え群馬へ。

早春の赤城山。
今日はこれを見にきました。  予定終了。 ( ゚∀゚) 淡泊なの

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上毛電鉄 上毛線。 
ガソリンで走ります。  ( ゚∀゚) JOMO、なんてな

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タイヤには目立った変化はありません。
途中、GSでエア圧を確認しましたが漏れていないようです。

新しいタイヤは異物を拾いやすいので要注意ですね。

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まだ時間があります。
少し西へ流れて多胡碑を見学することにしました。

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また上毛かるたネタかよって?

   それはいま言わんでもええわな  板尾創路の感じで

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三大古碑のひとつだそうです。 建碑は8世紀後半とか。
8世紀と言えば奈良時代、佐伯真魚の生まれた頃ですね。
本当に存在したのかさえ疑わしいほどの昔です。

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8世紀の石碑が良好な状態で残っているのも驚きですが、
1300年の間にこの碑の前に立った人の数を思うと、
気圧されそうな迫力を感じます。

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特別史跡として石碑ハウスで大切に保存されています。
ハウス言うな
傍らにはうなぎパイをモチーフにした碑も。
やるじゃん、春華堂(浜松市)。

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さて、今日はこのあたりで引き揚げます。
帰りは所沢あたりまで関越に乗りタイヤを苛めてみます。

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おわり。

【奥さま耳より情報】

世田谷のspeed☆starさんではパンクの内面修理に
対応可能とのこと。
費用は5,000円から。 車種によって異なるそうです。

詳しくは[speed☆starさん]までお問い合わせください。



2014/03/16

今日は久しぶりにバイクの整備です。
まずは一夜明けたタイヤの状態を確認しました。

昨日は関越をマッハ2で走りましたが、
トレッド面へのダメージはなさそうです。

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エア圧も変化なし。 大丈夫そうですね。
トレッドの状態とエア圧に注意するよう心がけましょう。

タイヤの皮剥きですが、
いつもバンクの目安にしているビバンダムの腕あたりまでは
届いたようです。  次回から通常営業で。


まずはジャッキアップしFホイールを外しました。
さらりと書きましたが、アンダーカウルやキャリパーを外すので
チョー面倒くさいです。 おっさんがチョーとか言うの禁止だってば

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外したフォークからオイルを抜き取ります。

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社会のように黒く澱んでいます。 急に社会派

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Hyper Proのバネを使っているのですが、
取扱っているActiveさんに聞いたところでは
使用限界(自由長)は400mm以下だそうです。
50,000km以上使用していますが、まだ大丈夫そうですね。

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ハイパーメディアクリエイターではないぞ

フォークオイル交換のついでに
随分前に微細なクラックを見つけたフォークシール、
錆の出ていたスナップリングを新しくしました。

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作業自体は赤子の手を捻るようなもの。 
赤子相手なら6:4で勝てます。
 ( ゚∀゚) 僅差かよ

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やはり錆が進んでいましたね。
シールしているとはいえ
構造的に水が抜けにくい場所ですから
これからも注意したほうがいいですね。
スナップリングにはリチウムグリスを大量に塗っておきました。

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パーツの清掃が終わったら組み立てに移ります。
サクサク行きましょう。

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今回は10番のオイルにしました。
前回15番を使ったところ、交換直後は硬くて。
最近は慣れてきたんですけどね。
おっさんは揺らすと変なものが出てくるので柔らかめで。
( ゚Д゚)ウヘエ

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500ccずつ入れたらインナーチューブを数回ストロークさせ、
その後放置プレイ。

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  バイク屋さんって
  バイク弄りをして給料が貰えますよね。 
  しかも1H 8,000円て。  ズルいぞ。

  でも今日、久しぶりにバイクを弄ってみて、
  体力的に厳しい仕事だってことを痛感しました。
  だってタイヤ取り外し筋なんて日頃使わないし。 
  そんな筋はない

  素人が見た目では判断できないことってあるようです。
  イナバウアーって、どこが金メダ…

おっと、考え事をしている間にエアが上がったようです。

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Hyper Proのマニュアルによると
油面高さは120mmとのこと。
早速計ってみましたが、
この作業は腕が2本しかない人間には
不向きだと断言できます。
だって片手でシリンジのピストンを引き上げるて。

   口か?  口使てるな、プロの整備士

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ま、そんな泣き笑いがありつつ、作業が終了しました。
管制センターに喜びの声が響きます。

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このあと、休む間もなく後半戦(オイル交換)に突入します。

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まずは暫くアイドリングしオイルを加熱。
昨年秋の飛騨ツーの後に交換し、
約3,000km走りましたが
黒くはなっているものの、粘度は保たれているようです。

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今回はいつものZZ-02に、
ごんさんに教えていただいたNC-82を添加してみます。

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使い方はいたって簡単。
エンジンオイル量の5~10%を混ぜろ、と。
まずはボトルの状態でよく振ったうえで
エンジンオイルと混ぜてよく撹拌するそう。

前回のオイル交換で半分ほど残ったパックに注ぎ、
マラカス奏者(スペイン人・イケメン)のように
情熱的に振りました。

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効能はフリクションロスの低減なのですが、
ピストンリングのシール性を高め
ブローバイガス抑制にもなるそうです。

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ピストンリングの摩耗のせいだと思うのですが
ブローバイの戻りと、
それによるエアクリーナ部からのオイル漏れが
目立ち始めており、
NC-202でのコーティングを考えていました。
添加剤であるNC-82は
オイル交換のたび必要になりますが、
同様の効能があるのなら大助かりです。

【追記】 2014/08

 ブローバイガスによる
 スプロケットカバー付近のオイル汚れが
 完全に収まりました。
 炎天下、高回転でも問題ありません。

 高走行車で軽度の圧縮漏れが気になる方は
 試してみるといいかも知れません。
 (自己責任でお願いします)

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説明には10分ほどアイドリングせよ、と。 ( ゚∀゚)?

近所迷惑かと思ったのですが、
メカノイズは確実に小さくなりましたね。
回転数を下げてもエンジンがスムーズに回りますので、
あまり音の心配はせずに済みました。

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アンダーカウルを元に戻し、本日の作業は完了しました。
今日は乗るつもりはありませんのでバイクを仕舞います。

次回乗るのが楽しみです。

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では、これにて撤収いたします。
つつがなしや。

【今週のまとめ】

・ タイトルに騙された
・ 整備日記と言いながらツーリング日記だ
・ ツーリング日記と見せかけて整備日記だ
・ 整備日記というわりに手順が不明瞭だ

・ てか、整備するだけで乗らへんのかい
・ ダッラダラ長いわ



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