パイロットスクリューを回してみた [バイク整備]
2014/05/17
朝っぱらからバイクを弄っています。
今日のお題はキャブ周り。
最近気になるアフターバーン対策と
同期調整、
ついでに気になっていた
圧縮圧力を測定してみます。
ということで、
birthday present from 自分(その1)。
パイロットスクリューの戻し量、
サービスマニュアルでの標準値では
2・1/4となっています。
まずは現状を確認してみましょう。
パイロットスクリューにドライバーを当て、
締め切るまでの回転数を調べてメモします。
ドラクエで喩えると復活の呪文ですね。
真鍮のネジを傷めないよう
正確にドライバーを掛けるのですが、
キャブヒーターの配線やら
エンジンの突起を避けるため、
ビットを適宜交換しました。めんどくせえ。
結果は以下の通り。
4気筒とも標準値より閉じ気味ですね。
参考までにプラグの焼け色を確認しました。
全体に薄めの(白っぽい)感じですが、
3番だけ煤っぽいですね。
シブがき隊に喩えると薬丸裕英でしょうか。
煤っぽい言うな
プラグを戻し全パイロットスクリューを
標準値(2・1/4戻し)に。
しばらく暖機してアイドリングが安定したら
1500rpmくらいに調整。
#3
この状態でパイロットスクリューを調整し、
回転が上がるポイントを探しました。
だいたい2・1/4~2・1/2の間が
良さそうです。
最終的に2000rpmくらいまで
回転が上がりました。
アフターバーンに関しては
流石に近所迷惑ですので
明日、出掛けた際に
確認することにします。
続いてキャブの同期調整を行います。
キャブに負圧ホースの取り付けを行うのですが、
軍手とか着けたほうがいいです。
チンチンに焼けたエンジンで火傷したわボケェ。
( ゚皿゚)
現状はこんな感じでした。
2番にもっと頑張って欲しいですね。
中学体育のバレーボールなら、
確実にサーブで狙われます。
SMによると、
気筒間の圧力差は2cmHg以内とのこと。
1-2 ⇒ 3-4 ⇒ 1(2)-3(4) てな感じで
調整を繰り返し、
なんとか規定値まで揃えました。
結構、面倒くさかったので、
調整後の写真を撮り忘れました。
no image
ここまでで調整は終了。
粒の揃った小気味よいアイドリングに
豊悦ご満悦です。
で、本日最後の作業、
各気筒の圧縮圧力を計ってみることにします。
でもって、
birthday present from 自分(その2)、
コンプレッションテスター(ゲージ)です。
エンジンの圧縮圧力は
そんなにたびたび測るものではないので
ゲージを買うのもどうかと思いましたが、
バイク屋さんの0.5Hの工賃以下で買えるので
魔が差しました。
圧縮圧力測定は初めての作業なので、
蕎麦温泉教・技術最高顧問のたっちさん(5)に
LINEで色々と質問。
まず、キャブのガソリンを
抜いたほうが良いかどうか。
回答はどちらでもOK、気分の問題。 (;゚∀゚)
no problem
ガソリンで
ゲージのダイヤフラムが傷むことはなさそう。
但し、気化したガスに引火すると危険なので、
高圧コイルの一次側コネクタを
外したほうがいいって。
なるほど。
流石、アドバイスが理に適っています。
企業秘密のため写真をぼかしています
そのほか、
測定方法について自分でも調べてみました。
・ プラグキャップをすべて外す
・ 測定するシリンダのプラグを外してゲージを取り付け
・ スロットル全開でクランキング(セルを回す)
・ 最もゲージの値が高くなったところで終了
各気筒ごとに3~5秒ほどセルを回すので、
バッテリーが弱っているときは
避けたほうがいいかも知れませんね。
結果はこんな感じでした。
1番が低め、3番(薬丸)が頑張っていますね。
元気のない1番は
布川敏和と考えて間違いないでしょう。
え? 4人目?
お、おりも政夫です。
■
SMによると使用範囲として
7.7~12.0 kg/cm^2(385rpm)と
なっていますので、
まだ使用限界という訳でもなさそうです。
最近エンジン左(1番シリンダ)側、
スプロケットカバーあたりに
オイルがミスト状に付着することがあります。
たぶんブローバイが増えているせいかと。
oil mist
ピストンリング摩耗によるブローバイ増加は
NUTEC NC-82 の添加で劇的に改善します。
高走行のZepでエアクリーナー部の
ブローバイガス還流箇所が
オイルでベタつくようならNC-82の使用を
お勧めします。
走行距離(77,220km over)的には
ピストンリングの摩耗、
バルブ周りのカーボンやシートの状態が
気になるところ。
今回の測定で、
エンジンオーバーホールまでの距離感が
なんとなく掴めたように思います。 ( ゚∀゚)
今日はこんなところです。疲れました。
おっさん的自衛権を発動し、昼寝に突入します。
雷に撃たれたように、おわり。
2014/05/18
キャブ調整の効果を確かめに
裏高尾まで来ました。
前回来た時には工事中だった圏央道ですが、
しっかり中央道と繋がっていますね。
エンジンの調子はなかなかいいです。
ただアフターバーン(アフターファイア?)は
出にくくなったものの
少し気配が残っています。
ま、社外マフラーならこんなもんでしょう。
日曜日ということで、
山歩きする人の車でいっぱいです。
とはいえもう8時ですから、
高尾山口のケーブル乗り場は
これどころの騒ぎではないと思います。
都道516号線はここまで。
ここからは
歩いて小仏峠を超えることになります。
振り返ると遠くに高層ビル群。
40kmほど離れた新宿~渋谷あたりだと思いますが、
今日は空気が乾いていて遠くまで良く見えます。
帰りぎわ八王子の心霊スポット、道了堂に寄ってみました。
ここからは車両進入禁止。
せっかくここまで来たのですから、
話のタネに道了堂まで行きましょうか?
あ、駄目駄目。 今日はキャブの確認でした。 ( ゚∀゚)
ここはかなりアカン雰囲気です。
シールドが突然パッカーンと外れたときには
ビビりました。
近くの資料館。やってるんだかいないんだか。
裏手に回ると、
ここもヤヴァィ雰囲気です。 (;゚∀゚)
夜、一人でお便所に行けなくなるので、
このへんで引き揚げることにしました。
■
帰りみち、こんなのがありました。
謝礼金20万円とはすごいですね。
下世話な話、
セキセイインコ一羽ならペットショップで
3,000円から1万円ほど。
飼い主の深い愛情を感じます。
私がキンキンちゃんなら、
ぜったい逃げませんけどね。
でも名前がキンキンちゃんて ( ゚∀゚)
■
バイクを仕舞う際、
プラグの焼き色を確認しました。
問題の薬丸(#3)を含め、
綺麗な薄茶色に焼きあがっていました。
アイドリングは500rpmでも安定しています。
同期調整恐るべし。
道了堂もっと恐るべし。( ゚∀゚)
今日のところはこのへんで。ではまた来週。
【今日のまとめ】
・ こんなに天気がいいなら裏高尾じゃなかった
・ しかも10:30に帰って来ちゃったし
・ 午後から雨になればいいのに(糞野郎)
・ 古傷さえ痛まなければ道了堂まで登ったのだが
・ ごめんなさい、うそです
・ 3,000円を20万円にする方法を思いついた
って、キャブの話はないのんかい ( ゚∀゚)