SSブログ

パイロットスクリューを回してみた [バイク整備]


2014/05/17

朝っぱらからバイクを弄っています。

DSC06805.JPG



今日のお題はキャブ周り。
最近気になるアフターバーン対策と
同期調整、
ついでに気になっていた
圧縮圧力を測定してみます。

ということで、
birthday present from 自分(その1)。

DSC06817.JPG



パイロットスクリューの戻し量、
サービスマニュアルでの標準値では
2・1/4となっています。
まずは現状を確認してみましょう。

DSC06807.JPG

パイロットスクリューにドライバーを当て、
締め切るまでの回転数を調べてメモします。
ドラクエで喩えると復活の呪文ですね。

DSC06809.JPG

真鍮のネジを傷めないよう
正確にドライバーを掛けるのですが、
キャブヒーターの配線やら
エンジンの突起を避けるため、
ビットを適宜交換しました。めんどくせえ。

結果は以下の通り。
001.PNG

4気筒とも標準値より閉じ気味ですね。
参考までにプラグの焼け色を確認しました。

003.PNG

全体に薄めの(白っぽい)感じですが、
3番だけ煤っぽいですね。
シブがき隊に喩えると薬丸裕英でしょうか。
煤っぽい言うな

プラグを戻し全パイロットスクリューを
標準値(2・1/4戻し)に。
しばらく暖機してアイドリングが安定したら
1500rpmくらいに調整。

images.jpg #3

この状態でパイロットスクリューを調整し、
回転が上がるポイントを探しました。 
だいたい2・1/4~2・1/2の間が
良さそうです。 
最終的に2000rpmくらいまで
回転が上がりました。

アフターバーンに関しては
流石に近所迷惑ですので
明日、出掛けた際に
確認することにします。

DSC06816.JPG

続いてキャブの同期調整を行います。



キャブに負圧ホースの取り付けを行うのですが、
軍手とか着けたほうがいいです。
チンチンに焼けたエンジンで火傷したわボケェ。 
( ゚皿゚)

DSC06820.JPG

現状はこんな感じでした。 
2番にもっと頑張って欲しいですね。
中学体育のバレーボールなら、
確実にサーブで狙われます。

DSC06821.JPG

SMによると、
気筒間の圧力差は2cmHg以内とのこと。

1-2 ⇒ 3-4 ⇒ 1(2)-3(4) てな感じで
調整を繰り返し、
なんとか規定値まで揃えました。
結構、面倒くさかったので、
調整後の写真を撮り忘れました。

images.jpg  no image

ここまでで調整は終了。
粒の揃った小気味よいアイドリングに
豊悦ご満悦です。

で、本日最後の作業、
各気筒の圧縮圧力を計ってみることにします。

DSC06828.JPG

でもって、
birthday present from 自分(その2)、
コンプレッションテスター(ゲージ)です。

エンジンの圧縮圧力は
そんなにたびたび測るものではないので
ゲージを買うのもどうかと思いましたが、
バイク屋さんの0.5Hの工賃以下で買えるので
魔が差しました。



圧縮圧力測定は初めての作業なので、
蕎麦温泉教・技術最高顧問のたっちさん(5)に
LINEで色々と質問。

まず、キャブのガソリンを
抜いたほうが良いかどうか。
回答はどちらでもOK、気分の問題。 (;゚∀゚)

images.jpg  no problem

ガソリンで
ゲージのダイヤフラムが傷むことはなさそう。
但し、気化したガスに引火すると危険なので、
高圧コイルの一次側コネクタを
外したほうがいいって。

なるほど。
流石、アドバイスが理に適っています。

DSC06822.JPG
企業秘密のため写真をぼかしています

そのほか、
測定方法について自分でも調べてみました。

 ・ プラグキャップをすべて外す
 ・ 測定するシリンダのプラグを外してゲージを取り付け
 ・ スロットル全開でクランキング(セルを回す)
 ・ 最もゲージの値が高くなったところで終了

各気筒ごとに3~5秒ほどセルを回すので、
バッテリーが弱っているときは
避けたほうがいいかも知れませんね。

結果はこんな感じでした。

002.PNG
1番が低め、3番(薬丸)が頑張っていますね。
元気のない1番は
布川敏和と考えて間違いないでしょう。

  え? 4人目?

お、おりも政夫です。


SMによると使用範囲として
7.7~12.0 kg/cm^2(385rpm)と
なっていますので、
まだ使用限界という訳でもなさそうです。

DSC06830.JPG

最近エンジン左(1番シリンダ)側、
スプロケットカバーあたりに
オイルがミスト状に付着することがあります。
たぶんブローバイが増えているせいかと。

images.jpg  oil mist

 ピストンリング摩耗によるブローバイ増加は
 NUTEC NC-82 の添加で劇的に改善します。

 高走行のZepでエアクリーナー部の
 ブローバイガス還流箇所が
 オイルでベタつくようならNC-82の使用を
 お勧めします。


走行距離(77,220km over)的には
ピストンリングの摩耗、
バルブ周りのカーボンやシートの状態が
気になるところ。
今回の測定で、
エンジンオーバーホールまでの距離感が
なんとなく掴めたように思います。 ( ゚∀゚)

DSC06798.JPG

今日はこんなところです。疲れました。
おっさん的自衛権を発動し、昼寝に突入します。

雷に撃たれたように、おわり。


2014/05/18

キャブ調整の効果を確かめに
裏高尾まで来ました。

DSC06834.JPG

前回来た時には工事中だった圏央道ですが、
しっかり中央道と繋がっていますね。

DSC06838.JPG

エンジンの調子はなかなかいいです。
ただアフターバーン(アフターファイア?)は
出にくくなったものの
少し気配が残っています。
ま、社外マフラーならこんなもんでしょう。

DSC06835.JPG

日曜日ということで、
山歩きする人の車でいっぱいです。
とはいえもう8時ですから、
高尾山口のケーブル乗り場は
これどころの騒ぎではないと思います。

DSC06182.JPG

都道516号線はここまで。
ここからは
歩いて小仏峠を超えることになります。

DSC06840.JPG

振り返ると遠くに高層ビル群。
40kmほど離れた新宿~渋谷あたりだと思いますが、
今日は空気が乾いていて遠くまで良く見えます。

DSC06183.JPG
DSC06184.JPG

帰りぎわ八王子の心霊スポット、道了堂に寄ってみました。

DSC06849.JPG
DSC06848.JPG

ここからは車両進入禁止。
せっかくここまで来たのですから、
話のタネに道了堂まで行きましょうか?
あ、駄目駄目。 今日はキャブの確認でした。 ( ゚∀゚)

DSC06846.JPG

ここはかなりアカン雰囲気です。
シールドが突然パッカーンと外れたときには
ビビりました。

近くの資料館。やってるんだかいないんだか。

DSC06852.JPG

裏手に回ると、
ここもヤヴァィ雰囲気です。 (;゚∀゚)

夜、一人でお便所に行けなくなるので、
このへんで引き揚げることにしました。

DSC06850.JPG


帰りみち、こんなのがありました。

DSC06853.JPG

謝礼金20万円とはすごいですね。
下世話な話、
セキセイインコ一羽ならペットショップで
3,000円から1万円ほど。 
飼い主の深い愛情を感じます。 

私がキンキンちゃんなら、
ぜったい逃げませんけどね。

 でも名前がキンキンちゃんて  ( ゚∀゚)

DSC06855.JPG


バイクを仕舞う際、
プラグの焼き色を確認しました。

問題の薬丸(#3)を含め、
綺麗な薄茶色に焼きあがっていました。

アイドリングは500rpmでも安定しています。
同期調整恐るべし。
道了堂もっと恐るべし。( ゚∀゚)

今日のところはこのへんで。ではまた来週。


【今日のまとめ】

 ・ こんなに天気がいいなら裏高尾じゃなかった
 ・ しかも10:30に帰って来ちゃったし
 ・ 午後から雨になればいいのに(糞野郎)

 ・ 古傷さえ痛まなければ道了堂まで登ったのだが
 ・ ごめんなさい、うそです

 ・ 3,000円を20万円にする方法を思いついた

 って、キャブの話はないのんかい ( ゚∀゚)