幸せは白いTシャツ [ツーリング(超100km)]
2014/07/12
Tシャツを買いました。 ユナイテッド・アスレの6.2オンス。
汗を良く吸ってくれるので、夏場は重宝します。
台風一過の夏空の下、新しいTシャツで出掛けましょうか。
今日は暑くなりそうですから、山がいいですね。
いつもより西寄りにコースを取り、青梅から名栗に向かいます。
出発が遅くなったので所沢経由のR299は渋滞と予想。
涼しい山伏峠を越えて秩父に入ろうという魂胆です。
ミニでマックス
我ながらいい選択でした。
青梅から名栗に入ったあたりで空気が変わりました。
日差しは強いものの、
沢沿いの道は涼しい風が吹いています。
お腹が空いて力が出ないとか、
風邪薬を飲んだら眠くなるとか。
今までそういうのはあまり信じていませんでした。
お腹が空いてても元気だし、薬を飲んでも眠くない。
歯磨きのチューブじゃあるまいし、
人間ってそんな単純な構造じゃないだろと思っていました。
でもある時期から変わりましたね、歯磨きのチューブに。
押せば中味の出るシンプルさ。
年齢とともに余裕の部分、タメの部分が磨り減ったんでしょうね。
なもんで、水分補給と食事の大切さを再認識した次第。
ただでさえ夏のツーリングは過酷ですから、
涼しそうな木陰を見つけてはバイクを停めて小休止。
大切なのは面倒がらずにヘルメットを脱ぐこと。
そんなこんなで秩父に着いたのは11:00すぎ。
このまま奥秩父に向かうと、
いつものパターンで面倒くさくてご飯を抜いてしまう予感。
駅前にバイクを停め、しっかりと食事を取ることにしました。
秩父といえば蕎麦の里ですね。
荒川上流の綺麗な湧水で打った蕎麦は絶品でしょう。
ということで、わらじカツを頼んでみました。 ( ゚∀゚) オイ
こぼすな ↑
大きいことは大きいですが、
店先のサンプルに比べると見劣りしますね。 看板に偽りあり。
サンプルちゃうで
脂と糖分、そして野菜ゼロ。 来週の人間ドックが楽しみです。
お店から出ると、外の気温は一段と迫力を増していました。
早いとこ山に逃げ込むことにしましょう。
大滝を過ぎたあたりで秩父湖方向に向かいました。
雁坂トンネルへのアプローチはループ橋ではなく、
旧秩父往還で栃本の関所を抜けることにします。
理由? 気分です、気分。 ( ゚∀゚)
今日一番のショック。
秩父湖のほとり、三峰神社へのトンネルが閉鎖になっていました。
[参考]
あ、やっぱ一番はカツの大きさだから二番ね。 どうでもええわ
代わりに湖上に綺麗な道路が通っています。
手掘り感満載、中で分岐があったり信号機が付いてたり。
不便な分だけ風情のあったトンネルなのですが、
時代や利用者の求めに合わなくなったのでしょうね。
■
栃本の関所へと急坂が続きます。
木を切り出したり畑に下りたりするのに邪魔なガードレールは
ありません。
ここは安全で便利な観光地ではなく、人の暮らす土地だと実感。
栃本の関所跡に着きました。
朽ちもせず、手を入れた様子もなく、
3~4年ほど前に来た時とまったく同じ佇まい。
■
雁坂トンネルを抜け、塩山に向かいます。
トンネルへと続く新道に復帰。
行き交うバイクの多さに今日は土曜日だと思い出します。
トンネルの中はひんやりとしてチョーいい感じ。 おっさんがチョーとか言うの禁止
ここに布団を敷いたら良く眠れそう。 ( ゚∀゚)
塩山に着いたところで本官さんと記念撮影。
秩父往還から恵林寺方向に曲がる目印ですので、
いつまでもここに立っていて欲しいですね。
たぶん昭和50年ごろのものだと思うのですが、
ちょび髭が描かれていないのが奇跡。
甲州人の民度の高さに感心する関西人。
■
塩山からは大菩薩ラインで柳沢峠を抜け丹波山に向かいます。
午後2時の太陽は強烈ですが、
そろそろ道路にも山影の部分が増えてきました。
今日は幾度となく休憩を取りました。
道端にバイクを停め、沢からの涼しい風を楽しみます。
週末は結構休んでいるGSが多いですね。
ここから小菅村、松姫峠へと抜けようと思っていたのですが、
人里離れた峠に向かうにはガソリンが心配です。
大事を取ってそのまま奥多摩方面に向かうことにします。
標高を下げ、奥多摩湖に近づくにつれ空気が変わってきました。
さほど暑くはないのですが、湿気が多い感じ。
不快なほうに向かって帰らなければならない口惜しさ。 ( ゚∀゚)
奥多摩湖の湖畔まで来たところで今日のツーリングは終了です。
あとは単調な帰りみち。
日差しの強い一日でしたが、水分補給と休憩を心がけたので
集中力を切らすことなく楽しめました。
日ごろ住む土地とは違う景色や空気。
元気に全行程を走り抜ける体力と気力。
そして夏空に白い雲。
そんな些細なことをなんとなく幸せに感じた一日でした。
おわり。