栃木徘徊 [ツーリング(超100km)]
2014/10/12
3連休2日目。 生憎の曇り空です。
10月はコスモスが咲き揃う季節。
水郷・与田浦のコスモスまつりと
内山峠からのコスモス街道。
どちらにしようか迷った結果、
両者の顔を立てて栃木にしました。 なんじゃそら
巴波川。 行楽シーズンを間近に控え、
船頭さんは足回りのセッティングに余念がありません。 ない
旧栃木市役場。 それ以前は栃木県庁があった場所だとか。
日光例幣使街道にも近く、町の中心だったのでしょうね。
例幣使というのは東照宮にお供え物を運ぶ勅使だそうです。
国体維持のための神格化とセレモニー。
歴史を背負った町なみには、
色んな人びとの計算や事情が投影されていますね。
特にこれといった観光スポットや
目を惹く景観はありませんが、
路地の奥に歴史が無造作に残っているような町です。
その所為でしょうか、
仕事中にも、ふと栃木の街角が懐かしくなったります。
町から外れ、山沿いの道を走ります。
田圃はちょうど稲の刈り入れ時期のようです。
右手に山を眺めながら暫く走っていたら、
岩船山の麓に出ました。
昔どこかで、
岩船山は死んだ人に会える山だと聞いた記憶があります。
帰ってから調べてみると日本三大霊山とか。
採石跡は特撮戦隊もののロケにも使われるそうです。
今回は伺えませんでしたが、
山腹には高勝寺という名刹があるとか。
次回はゆっくり周ってみることにしょましょう。
国道沿いに蕎麦屋さんを見つけました。
ちょっと早めの昼食にしましょう。
入り口脇に「手作りヨーグルト」の看板。
嫌な予感がします。
蕎麦が妙な陶板に載って現れました。
微妙に外したおしゃれ感。 麺や海苔の盛り方も雑ですね。
変に気取らず、鄙びた風情というのは結構ですが、
仕事が雑なのは心構えがなっていない証拠だと思います。
蕎麦は腰のある手打ち麺。
つゆの味も悪くはないのですが天麩羅がいまひとつ。
南瓜はいいでしょう。 茄子もまあ許す。
でもピーマン、お前は駄目だ。
家庭料理と捉えればなんてことはないのですが、
本来なら天ざるに参加すべきメンバーではありません。
店の構えが歴とした蕎麦屋さんだったので、
こちらが勝手にハードルを上げた所為なんですけどね。
帰りみち、小さなお祭りに通りがかりました。
みんな下の名前で呼び合う顔見知り。
ものすごいアウェー感です。 (;゚∀゚)
わたしが押尾学なら、
祭壇に駆け上ってロケンロールを熱唱、
最後は全員で大合唱てな運びになるのでしょうが。
そうはならないと思うぞ
閉塞感の打破を試みて、
おばちゃん手作りの饅頭を買ってみました。
ほかほかの饅頭で、周囲の気温が2℃ほど上がりました。
結局、30分ほど居座って帰路へ。
今日のお土産は地場産の黒胡麻と押し麦、謎のお菓子。
冷蔵庫に大和芋があったので、今夜は麦とろだな。
日記にするのも憚られるような
何てことのない一日でしたが、
秋のツーリングは少々物哀しいほうが気分が出ますね。
なんて、ちょっと虚勢を張ってみたりして。 ( ゚∀゚)
では。