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アルミシートロックをつけてみた [バイク整備]


2017/01/27

ゼファーの面白機能のひとつに
『シートが外れない』 というのが
あるそうです。 ( ゚∀゚)

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何やらシートロックアッシの
樹脂パーツが摩耗してしまい、
キーは回ってもロックがはずれないとか。

中学生男子(思春期)に喩えると、
牛乳飲んでるのに背が伸びひんやん、みたいな。

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私のバイクも製造から10年。
シートロックの手触りに
ガタを感じるようになりました。

諸事、甘く見てはいけません。
油断しなければ
堤真一もあんなことにならなかった筈。

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見通しの良い緩やかなカーブ

ちなみに西伊豆スカイラインらしいですから、
興味のある方はやんわり刺さってみてください。
安全確保にご注意ください

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転ばぬ先の杖、こんなものを買ってみました。
Bagus!/アルミシートロックPlus ゼファー750用
Bagus!/アルミシートロックPlus ゼファー750用 ゼファー750


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キーシリンダーと嵌合する樹脂パーツを
アルミ化したものらしいです。

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お散歩中、メドゥーサに会って石化した人(鹿児島)

税抜き4,200円は高いような気もしますが、
アルミ削り出しの車種専用品で
アルマイト処理済み。
競合品もなく、
アイディア料も含んでいると考えると
妥当なのかも知れません。

   ( ゚∀゚) …。

やっぱ高いわ。

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シートを外すだけで簡単に作業できます。

必要な工具はマイナスドライバーと
ラジオペンチ、
あとはM8のボックスレンチと
精密ドライバー(+)あたりです。

摺動部分に塗るグリスも必要ですね。

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M8ボルト2本を外すと
ベースがフリーになります。
ロッド部分を噛んでいる白いジョイントを
時計方向に回し抜き取ります。

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eリングと小さな+ねじを外して
シリンダーを分解します。

スプリングやプレートは再利用しますので、
組み順や方向を覚えておきましょう。

DSC08945.JPG

黒い樹脂パーツを
アルミ製の本製品と交換したら
元通りに組み戻すのですが、
キーシリンダーとの噛み合い部分にグリスを
塗りましょう。 略してヌリス

DSC08946.JPG

樹脂パーツ(再利用)でロッドを固定したら
キーシリンダー側は完了です。

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続いてロックバー側の樹脂パーツを
改良品に交換します。

先と同じ要領で
ロッドを噛んでいる部分を回すと
外すことができます。
共通パーツですが逆向きですので、
こちらは反時計回りですね。

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新旧の樹脂パーツ(ジョイント)を
比較してみました。

従来(左)が差し込み式であるのに対し
本製品はプーリー状になっており、
変な方向に力が加わっても
外れない構造になっています。

DSC08948.JPG

車体側プレートの大きな穴径の箇所を
潜らせて装着。

こちらも摺動部分に グリスを塗ります ヌリス。

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ロッドを連結したら完成です。

キーを回すとロッドが引かれ
ロックが外れる仕組みです。
くまだまさしのサングラスと同じ原理ですね。

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キーシリンダーを回してみて動きを確かめます。


画像が違うよね

  うん、

今回の部品交換で操作が軽くなるとともに
動きに節操感が増しました。
多少摩耗していたみたいですね。

トラブルの芽を摘み取ることができました。

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めっちゃ植えてますやん

今回の交換パーツはとても地味。
どこが変わったのか見た目には分かりませんが、
なかなか面白いパーツだと思います。

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誰ひとり幸せにできないまま、終わり。



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