SSブログ

馬上少年過ぐ 2(長岡) [ツーリング(超100km)]


2017/10/01

二日目の朝がきました。 今日もお天気が良さそうです。

DSC00916.JPG

素泊まりの気楽さ、
身支度をして早々に出発します。

目覚めの体操代わりに200mほどバイクを押し、
観光案内所で缶コーヒーを飲みながら
ゆっくりと暖機しました。

日曜の朝だもんね。

DSC00919.JPG
DSC00921.JPG

北へ。

朝一番に訪れたのは川中島古戦場。
川中島みゆきの故郷です。
中島みゆきと川中美幸のダブルミーニング(C難度)

DSC00922.JPG

有名な像がありました。
信玄と謙信の一騎打ち。

DSC00924.JPG

僧形のこちらは上杉謙信(阿部寛・新潟)ですね。

DSC00926.JPG
『みっけ』

受けるこちらは武田信玄(高橋幸治・長野)。

DSC00927.JPG
『ちょ、ちょ、おま』

信玄オンボードカメラで見ると、

DSC00930.JPG

   こら怖いわ。(;゚∀゚)  信玄OBC?

DSC00928.JPG

竜虎の激突。

信玄に斬りつけたのは
謙信の家臣、荒川伊豆守という話もあるようです。

武田(甲陽軍鑑)と上杉(上杉家御年譜)で
記録が異なっているのも興味深いですね。

DSC00944.JPG

長野駅前を通り過ぎ善光寺まできました。

DSC00941.JPG

冬の寒さでヤレた木地を、
朝の低い太陽が際立たせます。

DSC00937.JPG

実は最初、参道にある宿を取る予定でしたが
バイクの置き場所に折り合いがつきませんでした。

毎朝、『お朝事(あさじ)』という法要が
行われているそうで、
一度は参加してみたいですね。

DSC00934.JPG

北陸新幹線で長野へのアクセスが良くなりましたので、
雪の季節に電車旅もいいかも知れませんね。
ちょっと頑張れば駅から歩けますし。

DSC00949.JPG

R18を更に北へ。 上越市まで出ました。
ここからR8を北上します。

DSC00950.JPG

関西から新潟,秋田へと抜けるこのルートは、
バイクに乗り始めた頃に初めて遠出した道です。
いや、2回目だったかな?

ま、初期の頃です。 (;゚∀゚)

DSC00957.JPG

3年に一度くらいの頻度で見る夢があって、
今回の旅の主題は、
30年ぶりにその町を訪れること。

DSC00959.JPG

新潟県長岡市。
夏の大花火で有名ですね。

私が院生の頃ですから1986年だと思いますが、
千住真理子さんのバイオリンと
大花火との競演があり、
長岡出身の友人の案内で見に行きました。

私がGPz, 彼がGSXでしたっけ。

DSC00960.JPG

夜空に咲く花火、
ヘリで吊り下げたスピーカー。

真っ暗な空からから流れてくるバイオリンは、
今思っても素敵な演出でした。

DSC00963.JPG

とはいえ今は花火の時期じゃなし。

実は花火見物の穴場だと教えて貰った信濃川西岸。
その近くにある焼肉屋さんの中華そばが
いまだに忘れられません。

DSC00964.JPG

2年ほど前にふと検索してみたところ、
いまも営業を続けておられるようでした。

それを知ってからチャンスを窺っていた次第です。

DSC00966.JPG

ま、夢に見るというのは嘘ですが、
感動とともに五感に刻まれた記憶というものは
数十年では揮発しないようです。

 

今は音信も途絶えてしまった友人との
遥か昔の微かな記憶。

人生の折り返し点をとうに過ぎ、
後ろを振り返ることのほうが多くなってきました。

DSC00976.JPG

今夜の宿は十日町市に取りました。
王道のR17(三国街道)ではなく、
裏街道のR404を南下します。

DSC00970.JPG

ヨネックスの工場近く、
三波春夫さんの顕彰碑がありました。
このあたりのお生まれだとか。

ちょっと動画を撮ってみました。
音声もお楽しみくださいね。 ( ゚∀゚)

 

なかなかカメラワークが定まらず
3テイクくらいしました。 (;゚∀゚)

静かな里に、
大きな音で何度も流れるチャンチキおけさ。



今まであまり聴いたことはありませんでしたが、
聴き惚れてしまう美声ですね。

周囲の風景とも相まって、
『望郷』という言葉が胸に迫ります。

DSC00979.JPG

集落を繋ぐ道。 道端の小さな祠。

バイクのことを考えずに敷設された融雪パイプに
翻弄されながらも、
お昼過ぎの田舎道を気持ち良く進みます。

  カントリー・ハイ

脳内麻薬のせいでしょうか、
気持ちがフロントフェンダーのあたりまで
せり出しているような錯覚を覚えます。

DSC00982.JPG

幾つかの峠を越えたら、
十日町の町なみを見下ろす高台に出ました。

DSC00983.JPG

十日町と言えば魚沼の中心地。
そして新米の季節ときたら、
お土産は決まってしまいますね。 ( ゚∀゚)

5kg袋を2個、送ってもらうようお願いしました。
ひとつは来週末に帰省する娘用。

DSC00986.JPG
DSC00984.JPG

十日町の中心地から更に西へ。

ほくほく線と並走する
R253のトンネルを何本か潜ったら、
今夜の宿泊地、松代(まつだい)です。
松居一代の省略形ではないぞ

DSC00987.JPG
DSC00990.JPG
泡立つスープ

昨夜はちょっとシンプルすぎましたので、
今日は奮発しました。

DSC01008.JPG
footer_title.png
DSC01000.JPG

部屋から雲海が眺められる
マウンテンビューだそうです。 360°山やんけ

この宿のありがたいところは、
屋根のある大きなガレージを提供いただけること。

DSC00992.JPG

写真ではごく一部ですが、
実際には30~40台程度は余裕で停められそうです。

DSC00993.JPG

この日のバイクは私一台のみ。

不遜な言い方ですが、
傍若無人で喧しいオヤジバイク軍団と遭遇しなくて
ほっとしました。 ( ゚∀゚)

DSC01011.JPG

夕食は十日町の豚肉と魚沼産コシヒカリの新米。
煮物や汁物にも山里の風情を感じました。

DSC01012.JPG

ロビーで山の景色を見ながら、
入浴に来られた地元の方と他愛もない会話。
曖昧になりがちな語尾を、
きっちりと発音する話し方に聞き入ってしまいました。

さてさて、明日は雲海を眺めることができるでしょうか。

DSC01003.JPG

今日は距離の割に疲れましたが、
なかなか面白い行程になりましたね。

中華そばの湯気とともに
私の中の何かが天に昇ってゆきました。

明日は帰る日ですが、
いまこの時点で心残りはありません。

久しぶりのバイクで疲れたっていうのが
本音ですけど。 ( ゚∀゚)

1001.JPG

【続きを読む】





共通テーマ:バイク

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。