七十七夜 [ツーリング(超100km)]
ある晴れた土曜日のこと、
箱根を越えて西へ。
曲がりかどをひとつ間違えて、
旧道七曲りを選んでしまいました。 渡辺真知子な
九十九折に悪戦苦闘ののち、
なんとかR1に復帰して道の駅でひとやすみ。
駐車場からは、
さきほど脇をすり抜けた芦ノ湖が見渡せます。
春霞の向こう側、
箱根神社の丹塗りの鳥居と
ロープウエイの駒ヶ岳頂上駅が遠望できます。
なんかの革でできた上着の下はTシャツ1枚。
この時期の箱根越えには少々寒かったです。
富士市に入ると、
富士をバックに芝桜が咲いていました。
大勢の人がカメラを構え、
新幹線が通るのを待っている様子。
うん、このペースだと目的地に着くのは
お昼を過ぎてしまいそう。 うんこのペースじゃないぞ
先を急ぎます。
タイムスケジュールをキープするため、
富士宮あたりから新東名を利用します。
快晴ですが風があるためでしょうか、
やたら体力を消耗しますね。 年齢のせいだってば
さて、元気出して行きましょうか。
島田金谷で高速を降り、大井川の河畔へ。
川面を渡る風に吹かれて小休止。
東海道線の鉄橋を眺めながら
北朝鮮の核開発問題について考えます。
すみません、カッコつけました
ここまできたら今日のゴールは目前です。
旧東海道で、
現存する風景としてもっとも美しいとされる
小夜の中山あたりでもんまりするのが今日の目的です。
以前、
鹿児島から埼玉まで徒歩で旅した若者がいました。
彼が長旅のなかでもっとも美しいと感じた風景を、
ひと目見ておこうとやってきた次第です。
「鹿児島から歩いて埼玉を目指す」
と、その前に、
せっかく大井川まで来たのですから
551蓬莱(ほうらい)橋を眺めてゆきましょう。
551はいらんな
これまで2,3回来ましたが、
いつも正面(K342)からのアプローチでした。
今回は趣向を変えて裏手から攻めたのですが、
これがまた酷い道。
大井川に架かる木造橋。
雄大な風景の筈が鬱蒼とした木々の間からの
盗撮写真のようになりました。
遣り場のない思いを半鐘にぶつけます。
牧之原の台上に登ると一面の茶畑が広がっていました。
夏も近づく八十八夜
立春から77日目の今日は11日前。
一番茶を摘み取る前の、きわっきわのタイミングです。
小夜の中山に向かう途中、菊川坂の石畳に出ました。
江戸後期の石畳を復元、整備したのだとか。
ぱっと見、なんてことのない石畳道ですが、
大きな丸石のみちは凹凸が激しく、
歩くのに結構難儀します。
歩いたかって?
脇の舗装路をバイクで抜けました。 ( ゚∀゚) 歩くわけないじゃん
てなことを言いながら、
今日の最終目的地、小夜の中山までやって来ました。
道ばたの案内板。
板をとめるボルトのせいで 『パイキング』に見えます。
( ゚∀゚) 乳王?
日当たりのいい急斜面に延々と広がる茶畑。
たしかにいい風景です。
でも日本一かと言われると、どうでしょう?
小夜の中山は、箱根峠や鈴鹿峠とともに
東海道の三大難所(峠)とされたそうです。
初夏の風を浴びながら
菊川の急な坂を自分の脚で越えたなら、
きっと感慨も違ったかと思います。
繊細な機微、感動というのは、
バイクなんかでお手軽に味わうことは
できないものなのかも知れませんね。
とはいえ、茶畑を見下ろす木の椅子に座り
青い匂いのする風や日の光を浴びているうち、
目の前の景色が日本一のように思えてきました。
開運の壺を買ってしまうタイプです。
写真ではうまくお伝えすることができません。
興味のある方は、
是非ご自分の目で確かめてください。
来年と言わず、今年。
興醒めのする復元石畳同様、
昔の景色がどんどん喪われています。
このあたりでタイムアップ。
そろそろ帰り支度を始めましょう。
道ばたの神様に帰り道の安全をお願いします。
帰りは焼津あたりから東名を利用しました。
由比PA、通称ゆいPで休憩。
なんとなく薩埵(さった)峠を見上げると
何やら展望台のような施設を造っている様子。
小学生の頃のテスト、
時間が余ったからと余計な手直しをした箇所って
大抵間違っていたような気がします。
予算があるからって、
やらないほうがいい余計なことってありますよね?
なんて、
事情も知らず聞いたようなことを言ってごめんなさい。
途中、事故渋滞の東名を秦野中井で下りました。
日が完全に落ちたころ帰宅。
今回も無事に帰ることができました。
茶畑の写真をデスクトップに、
月曜から仕事を頑張りたいと思います。
つつがなしや。
青い匂いのする風や日の光を浴びているうち、
目の前の景色が日本一のように思えてきました。
開運の壺を買ってしまうタイプです。
写真ではうまくお伝えすることができません。
興味のある方は、
是非ご自分の目で確かめてください。
来年と言わず、今年。
興醒めのする復元石畳同様、
昔の景色がどんどん喪われています。
このあたりでタイムアップ。
そろそろ帰り支度を始めましょう。
道ばたの神様に帰り道の安全をお願いします。
帰りは焼津あたりから東名を利用しました。
由比PA、通称ゆいPで休憩。
なんとなく薩埵(さった)峠を見上げると
何やら展望台のような施設を造っている様子。
小学生の頃のテスト、
時間が余ったからと余計な手直しをした箇所って
大抵間違っていたような気がします。
予算があるからって、
やらないほうがいい余計なことってありますよね?
なんて、
事情も知らず聞いたようなことを言ってごめんなさい。
途中、事故渋滞の東名を秦野中井で下りました。
日が完全に落ちたころ帰宅。
今回も無事に帰ることができました。
茶畑の写真をデスクトップに、
月曜から仕事を頑張りたいと思います。
つつがなしや。