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七十七夜 [ツーリング(超100km)]


2018/04/21

ぼんやりと お茶漬 東海道のことを考えています。
永谷園かよ

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ある晴れた土曜日のこと、
箱根を越えて西へ。

曲がりかどをひとつ間違えて、
旧道七曲りを選んでしまいました。 渡辺真知子な

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九十九折に悪戦苦闘ののち、
なんとかR1に復帰して道の駅でひとやすみ。

駐車場からは、
さきほど脇をすり抜けた芦ノ湖が見渡せます。

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春霞の向こう側、
箱根神社の丹塗りの鳥居と

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ロープウエイの駒ヶ岳頂上駅が遠望できます。

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なんかの革でできた上着の下はTシャツ1枚。
この時期の箱根越えには少々寒かったです。

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富士市に入ると、
富士をバックに芝桜が咲いていました。

大勢の人がカメラを構え、
新幹線が通るのを待っている様子。

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うん、このペースだと目的地に着くのは 
お昼を過ぎてしまいそう。 うんこのペースじゃないぞ

先を急ぎます。

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タイムスケジュールをキープするため、
富士宮あたりから新東名を利用します。

快晴ですが風があるためでしょうか、
やたら体力を消耗しますね。 年齢のせいだってば

さて、元気出して行きましょうか。

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島田金谷で高速を降り、大井川の河畔へ。

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川面を渡る風に吹かれて小休止。

東海道線の鉄橋を眺めながら
北朝鮮の核開発問題について考えます。
すみません、カッコつけました

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ここまできたら今日のゴールは目前です。

旧東海道で、
現存する風景としてもっとも美しいとされる
小夜の中山あたりでもんまりするのが今日の目的です。

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以前、
鹿児島から埼玉まで徒歩で旅した若者がいました。

彼が長旅のなかでもっとも美しいと感じた風景を、
ひと目見ておこうとやってきた次第です。

 「鹿児島から歩いて埼玉を目指す」

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と、その前に、
せっかく大井川まで来たのですから
551蓬莱(ほうらい)橋を眺めてゆきましょう。
551はいらんな

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これまで2,3回来ましたが、
いつも正面(K342)からのアプローチでした。

今回は趣向を変えて裏手から攻めたのですが、
これがまた酷い道。

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大井川に架かる木造橋。

雄大な風景の筈が鬱蒼とした木々の間からの
盗撮写真のようになりました。

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遣り場のない思いを半鐘にぶつけます。

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牧之原の台上に登ると一面の茶畑が広がっていました。

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  夏も近づく八十八夜

立春から77日目の今日は11日前。
一番茶を摘み取る前の、きわっきわのタイミングです。

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小夜の中山に向かう途中、菊川坂の石畳に出ました。
江戸後期の石畳を復元、整備したのだとか。

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ぱっと見、なんてことのない石畳道ですが、

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大きな丸石のみちは凹凸が激しく、
歩くのに結構難儀します。

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  歩いたかって?

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脇の舗装路をバイクで抜けました。 ( ゚∀゚) 歩くわけないじゃん

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てなことを言いながら、
今日の最終目的地、小夜の中山までやって来ました。

道ばたの案内板。
板をとめるボルトのせいで 『パイキング』に見えます。
 ( ゚∀゚) 乳王?

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日当たりのいい急斜面に延々と広がる茶畑。

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たしかにいい風景です。
でも日本一かと言われると、どうでしょう?

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小夜の中山は、箱根峠や鈴鹿峠とともに
東海道の三大難所(峠)とされたそうです。

初夏の風を浴びながら
菊川の急な坂を自分の脚で越えたなら、
きっと感慨も違ったかと思います。

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繊細な機微、感動というのは、
バイクなんかでお手軽に味わうことは
できないものなのかも知れませんね。

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とはいえ、茶畑を見下ろす木の椅子に座り
青い匂いのする風や日の光を浴びているうち、
目の前の景色が日本一のように思えてきました。

開運の壺を買ってしまうタイプです。

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写真ではうまくお伝えすることができません。
興味のある方は、
是非ご自分の目で確かめてください。

来年と言わず、今年。

興醒めのする復元石畳同様、
昔の景色がどんどん喪われています。

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このあたりでタイムアップ。
そろそろ帰り支度を始めましょう。

道ばたの神様に帰り道の安全をお願いします。

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帰りは焼津あたりから東名を利用しました。
由比PA、通称ゆいPで休憩。

なんとなく薩埵(さった)峠を見上げると
何やら展望台のような施設を造っている様子。

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小学生の頃のテスト、
時間が余ったからと余計な手直しをした箇所って
大抵間違っていたような気がします。

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予算があるからって、
やらないほうがいい余計なことってありますよね?

なんて、
事情も知らず聞いたようなことを言ってごめんなさい。

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途中、事故渋滞の東名を秦野中井で下りました。

日が完全に落ちたころ帰宅。
今回も無事に帰ることができました。

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茶畑の写真をデスクトップに、
月曜から仕事を頑張りたいと思います。

つつがなしや。

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