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ホイールのこと [バイク整備]


2018/06/02

中古のリアホイールを手に入れました。

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タイヤはDUNLOP。

まだ2~3分山ほど残っています。
ひび割れもなく端まで綺麗に使われていますね。

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最初D212かと思ったのですが、
無印の202でした。

極めて普通。 ( ゚∀゚)

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ベアリングにはグリスがたっぷり残っていますが、
水分を吸って乳化しているようです。

外したホイールの保管用に塗ったのかもね。

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グリスを拭き取ってみると、
ベアリングのシールに
水膨れのようなイボイボが。 (;゚∀゚) 気色わるっ

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ひょっとしたら平置きで保管、
水が溜まっていたのかも知れません。

タイヤの紫外線劣化は見られないので
野晒しではないとは思うのですが。

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保管状態が良く分からないので、
ベアリングを交換することにしました。

プーラーを掛けやすいブレーキローター側から。

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うん、これ以上抜けませんね。
イボイボのやつ、余計な頑張りを見せます。 (;゚∀゚)

力まかせに作業して、
工具やベアリングを壊してしまうと面倒なので
作戦変更です。

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タイヤを裏返し、ハブ側を先に抜き取ります。
こちらは呆気なく摘出完了。

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で、先ほどの抜けなかったイボイボを イボイボ言うな
ハブ側から叩き出します。

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ここで仕事師、ベアリングドライバーの登場です。

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あれほど抜けなかったイボ.. ベアリングも、
叩くと簡単に抜くことができました。

これでベアリングプーラーは任務完了。
余計な油を拭き取って片付けておきます。

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取り外した部品。
汚れ具合から一度も交換したことがなさそう。

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ベアリング自体はゴロつきもなく
まだ使えそうだったのですが、
油脂類がダメダメですね。

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シールを外してみると、
こちらもグリスが乳化しているようです。

ベアリング類を取り外したところで水洗い。
ついでに打痕やクラックがないか隅々まで確認しました。

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少しでも綺麗に見せようと、
ストロボを使う姑息さ。 ( ゚∀゚)

  最近、整備用にブルーシートを使っています。
  2畳サイズで100~200円ほど。

  そのまま捨てることができますし、
  災害時に何かの役に立ちそうですので、
  まとめ買いしています。



思いつきで購入した中古ホイールですが、
タイヤもしばらく使えそうだし、
2,000円にしてはアタリかも知れませんね。

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ベアリングはC3隙間品を使用します。
アウターレースにC3の刻印がありますね。

シールを外してグリスを追加しました。
リチウムグリスで正しいのか分かりませんが、

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容器にベアリングの絵が描いてあるので
問題ないでしょう。 ( ゚∀゚) 軍艦巻きだったりして

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ホイールを1時間ほど天日干し。

CRC5-56で内部の水分を飛ばしてから
ベアリングを打ち込みます。

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まずは先ほど抜くのに難儀したローター側から。

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うん、打ち込みは問題なし。

スナップリングにたっぷりグリスを塗って、

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固定完了。

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ディスタンスカラーの外側にも
錆止めのグリスを塗りました。

内側は車体装着時にアクスルにたっぷり塗るので
大丈夫でしょう。

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ディスタンスカラーが多少動けるように加減しながら
ちょうどええ塩梅にベアリングを打ち込みます。

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ダストシールを取り付けて完成です。
お疲れさまでした。
うまい酒飲んで帰ってください。 永ちゃんでひとつ

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今日はベランダで作業したのですが、
思いのほか水勾配が強いので、
斜めに打ち込まないよう注意が必要ですね。

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リアハブにはチェーンコンバート用にオフセットされた
スプロケットが付いていました。

  要らねえ ( ゚∀゚)

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これもグリスが盛大にエマルジョン化しています。

リアハブは使うつもりはありませんが、
この際ですので整備しておきます。

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以前購入して死蔵していたベアリング類。
ここぞとばかりに投入します。
C3隙間品ではありませんが問題ないでしょう。

ハブの隙間には蜘蛛が暮らしていました。

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リアハブのベアリングはプーラーがなくても
裏から叩き出せます。

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シールなしのベアリングですので、
かなり酷いことになっています。

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交換完了。

リアハブは汚れを落とし、
予備として保管しておくことにしましょう。

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2,000円のリアホイール+タイヤ。
手慰みに整備してみました。

明日、元気があったら車体に取り付けます。

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つつがなしや。




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