モトイージーのようなもの [バイク整備]
キー連動の+12V取り出しと
いわゆるモトイージーの細工をするため、
早速、コネクタハウジングを外します。
モトイージーというのは
商品名だと思うのですが、
パッシング操作でヘッドライトをONする
簡易スイッチです。
製品版は結構いい値段がしますが、
リレーとダイオードがあれば
わりと簡単に自作できます。
作るのは今回で3~4回目なので、
うろ覚えでもなんとかなるでしょう。ラテン系
エーモンリレーを使うのは
プリント基板が細工に好都合だから。
さっそく被覆を剥がします。
ダイオードは手持ちの1N4001を
使用します(VR=50V, IF=1A)。
ダイオードは右からきたものを
左に受け流します。ムーディー勝山な
その受け流し加減がIFで、
早速、コネクタハウジングを外します。
モトイージーというのは
商品名だと思うのですが、
パッシング操作でヘッドライトをONする
簡易スイッチです。
製品版は結構いい値段がしますが、
リレーとダイオードがあれば
わりと簡単に自作できます。
作るのは今回で3~4回目なので、
うろ覚えでもなんとかなるでしょう。ラテン系
エーモンリレーを使うのは
プリント基板が細工に好都合だから。
さっそく被覆を剥がします。
ダイオードは手持ちの1N4001を
使用します(VR=50V, IF=1A)。
ダイオードは右からきたものを
左に受け流します。ムーディー勝山な
その受け流し加減がIFで、
リレーの制御電流なら
1Aも流せれば鬼に金棒、
猪木に飛び道具です。
逆に左からきたものは
頑として通しません。
その頑張り具合がVRです。
12V電装系ですので、
50Vの耐圧があれば鬼に金棒、
植草に手鏡です。
まず、黄色コードの接続されているランドと
青色コードのランドの間にダイオードを挿入。
黄色ランド側に電圧が生じたら
青色ランド方向に電流が流れるよう、
黄色をアノード側にします。
猪)アノード ⇒ カソード 『電流通過』
植)カソード ⇒ アノード 『電流阻止』
次に青色コードを基板から外し、
ダイオードを半田付けします。
アノード側に青色コード、
カソード側は元々青色コードが
接続されていたランドに繋ぎます。
つまり青色コードか黄色ランドに通電したら
リレーがON(通電)します。
この青色コードはハイビームの配線に接続します。
二つの入力に対し電流が逆流しないよう
ダイオードを使用しています。
ダイオードがないと、
ハイ/ローの配線を短絡させることになり、
良くないことが起こります。
白色コードは使いません(黄色コードと逆論理)。
しゃらくさいので、
取り外してしまいましょう。
リレーの陰になっていますが、
ダイオードは熱収縮チューブで保護しました。
黒色コードは細工しませんが、
逆に取り出すと配線が一方向にまとまります。
基板パターンを利用して、
赤枠内の接続をしたことになります。
Hビーム,GND配線からの引き出しと
Lビーム配線への割り込みです。
理屈は簡単です。
ロービームでイグニッションONしても、
リレー接点はOPENですので、
左側のヘッドライト(黄色コード)には
通電していません。
パッシングスイッチで一瞬ハイビーム
にすると、右側ダイオードを経て
リレー接点をCLOSEします。
すると黄色コード側に通電し
ロービームが点灯、
左側ダイオード経由でリレー接点を
CLOSEする制御電流が流れますので
ロービーム点灯が継続します(ライトON)。
消灯はキーOFF。
セルを回すとヘッドが消灯するバイクなら、
セルスイッチで消灯できます。
ゼファーの場合、
クランクシャフトが回転している間は
ライトオンなのでセル消灯はできません。
さて、これをH4ハーネスに組み込みます。
ヘッド周りは窮屈なので、
できるだけコンパクトに仕上げます。
私が買ったチャイ製のH4ハーネスですが、
あまり評判が良くなさそうです。
オレンジのハウジング内部のセラミックス風の
パーツが欠けたり、
端子が挿さりにくい事例があるようです。
私はもう引き返せませんが、
皆さまはご注意ください。
全体の収まりがいいように
位置決め,寸法決めをします。
熱収縮チューブやハーネスチューブを
どのタイミングでセットすれば良いか
よく考えましょう。
Amazonで買った中華製熱収縮チューブ。
信用できないので下地にハーネステープを
巻いておきました。
バイクが燃えると悲しいので、
念には念を入れましょう。
熱収縮チューブを取り付け。
今まで100円ライターで炙っていましたが、
ヒートガンがあればチョー便利です。
おっさんがチョーとかいうの禁止
この商品、安全規格(遵法)が心配なので
調べたところをインプレに書いたら
掲載拒否されました。
PSE認証のない中国製品の販売は
個人輸入品に関しては
法には触れないようです。
またアマゾンは輸入業者にも該当せず
すべては自己責任だとか。
ちなみにパッケージにはPSEマークと
TUV SUDマークが印刷されています。
てなことを言ってるうちに完成しました。
リレー基板は元通り熱収縮チューブ(φ20)で
被覆しておきました。
このサイズになると100円ライターでは
難しいです。
あまり細々と書いても
誰も嬉しくないことに気づいたため
途中を省きました。
実際、大したことやってませんし。
キー連動の電源を取り出せるようにしました。
レー探用ですね。
ビフォーアフター。
できるだけコンパクトに仕上げたつもり。
ハーネスチューブの過剰装備で
しなやかさがスポイルされてしまいました。
ちょっと不満も残りますが、
疲れたのでこれでいいことにします。
皆さま、よい週末を。
2020/06/07 追伸、
むかし作ったやつが見つかったので
大きさを比べてみました。
かなり小型化したつもりなんですが、
うん、あんまり変わんないね。( ゚∀゚)
追記
今回使用したコンパクトリレー(エーモン)は
品質事故が多いようです。
私自身、雨中走行でリレーが原因と思われる
灯火の誤動作が発生しました。
バイクで使用される場合は、同社の防水タイプが
良いかと思います。
以上、蛇足ながら。
1Aも流せれば鬼に金棒、
猪木に飛び道具です。
逆に左からきたものは
頑として通しません。
その頑張り具合がVRです。
12V電装系ですので、
50Vの耐圧があれば鬼に金棒、
植草に手鏡です。
まず、黄色コードの接続されているランドと
青色コードのランドの間にダイオードを挿入。
黄色ランド側に電圧が生じたら
青色ランド方向に電流が流れるよう、
黄色をアノード側にします。
猪)アノード ⇒ カソード 『電流通過』
植)カソード ⇒ アノード 『電流阻止』
次に青色コードを基板から外し、
ダイオードを半田付けします。
アノード側に青色コード、
カソード側は元々青色コードが
接続されていたランドに繋ぎます。
つまり青色コードか黄色ランドに通電したら
リレーがON(通電)します。
この青色コードはハイビームの配線に接続します。
二つの入力に対し電流が逆流しないよう
ダイオードを使用しています。
ダイオードがないと、
ハイ/ローの配線を短絡させることになり、
良くないことが起こります。
白色コードは使いません(黄色コードと逆論理)。
しゃらくさいので、
取り外してしまいましょう。
リレーの陰になっていますが、
ダイオードは熱収縮チューブで保護しました。
黒色コードは細工しませんが、
逆に取り出すと配線が一方向にまとまります。
基板パターンを利用して、
赤枠内の接続をしたことになります。
Hビーム,GND配線からの引き出しと
Lビーム配線への割り込みです。
理屈は簡単です。
ロービームでイグニッションONしても、
リレー接点はOPENですので、
左側のヘッドライト(黄色コード)には
通電していません。
パッシングスイッチで一瞬ハイビーム
にすると、右側ダイオードを経て
リレー接点をCLOSEします。
すると黄色コード側に通電し
ロービームが点灯、
左側ダイオード経由でリレー接点を
CLOSEする制御電流が流れますので
ロービーム点灯が継続します(ライトON)。
消灯はキーOFF。
セルを回すとヘッドが消灯するバイクなら、
セルスイッチで消灯できます。
ゼファーの場合、
クランクシャフトが回転している間は
ライトオンなのでセル消灯はできません。
さて、これをH4ハーネスに組み込みます。
ヘッド周りは窮屈なので、
できるだけコンパクトに仕上げます。
私が買ったチャイ製のH4ハーネスですが、
あまり評判が良くなさそうです。
オレンジのハウジング内部のセラミックス風の
パーツが欠けたり、
端子が挿さりにくい事例があるようです。
私はもう引き返せませんが、
皆さまはご注意ください。
全体の収まりがいいように
位置決め,寸法決めをします。
熱収縮チューブやハーネスチューブを
どのタイミングでセットすれば良いか
よく考えましょう。
Amazonで買った中華製熱収縮チューブ。
信用できないので下地にハーネステープを
巻いておきました。
バイクが燃えると悲しいので、
念には念を入れましょう。
熱収縮チューブを取り付け。
今まで100円ライターで炙っていましたが、
ヒートガンがあればチョー便利です。
おっさんがチョーとかいうの禁止
この商品、安全規格(遵法)が心配なので
調べたところをインプレに書いたら
掲載拒否されました。
PSE認証のない中国製品の販売は
個人輸入品に関しては
法には触れないようです。
またアマゾンは輸入業者にも該当せず
すべては自己責任だとか。
ちなみにパッケージにはPSEマークと
TUV SUDマークが印刷されています。
てなことを言ってるうちに完成しました。
リレー基板は元通り熱収縮チューブ(φ20)で
被覆しておきました。
このサイズになると100円ライターでは
難しいです。
あまり細々と書いても
誰も嬉しくないことに気づいたため
途中を省きました。
実際、大したことやってませんし。
キー連動の電源を取り出せるようにしました。
レー探用ですね。
ビフォーアフター。
できるだけコンパクトに仕上げたつもり。
ハーネスチューブの過剰装備で
しなやかさがスポイルされてしまいました。
ちょっと不満も残りますが、
疲れたのでこれでいいことにします。
皆さま、よい週末を。
2020/06/07 追伸、
むかし作ったやつが見つかったので
大きさを比べてみました。
かなり小型化したつもりなんですが、
うん、あんまり変わんないね。( ゚∀゚)
追記
今回使用したコンパクトリレー(エーモン)は
品質事故が多いようです。
私自身、雨中走行でリレーが原因と思われる
灯火の誤動作が発生しました。
バイクで使用される場合は、同社の防水タイプが
良いかと思います。
以上、蛇足ながら。