SSブログ

LEDバルブのこと [バイク整備]


2020/07/18

急にHIDが点灯しなくなりました。

DSC05064_R.JPG


まずヒューズを確認しましたが問題なし。

他の電装系は異常なし。
ヘッドライトのみが点灯しません。

テスターで確認すると、
H4コネクタに12Vが来ていません。

ヒューズがOKとなると、
ヘッドライトリレー一択ですね。

DSC05106_R.JPG

直前に行った作業を思い出してみて、
心当たりが… ありました。

スプロケットカバーを外します。

xDSC05107_R.jpg

矢印の箇所、
オルタネーターからのコネクタが
外れていました。
ハズレテーター.. いやなんでもありません。

始動時に電流消費が集中しないよう、
エンジンが掛かってから
ヘッドライトを点灯する仕組みですが、
オルタネーターからの通電で
リレーをONしているみたいです。

コネクタを挿し直すことで
H4コネクタに通電しました。

【教訓】
 ヘッド不点灯時はオルタネーター配線も疑え

  cat.jpg


組み戻して再度エンジンを始動したところ、
今度はウインカーやホーンが
動作しなくなりました。

 さっきまで問題なかったのに。

オルタネーター起因とも思えず、
落ち着いて確認したところ、
左ハンドルスイッチのコネクタが
抜けていました。

 コネクタがヌケテタ よせ

結束を解いて取り回しを確認した際
抜けてしまったのでしょう。 でも、

  このタイミングかい。

【教訓】
 エラーは偶発的に多点で起きる

  cat.jpg


挿し直すと回復しましたので、
今度はHIDユニットを接続してみますが、

  点灯しません。

こういうときは思い込みが曲者ですので、
まずはさっき見たばかりのヒューズを
再度確認。

DSC05113_R.JPG

 切れていました。

となると今度はヒューズが切れた原因を
突き止めなければなりません。

うっわ、めんどくさ、と思いながら
確認すると2秒で分かりました。

DSC05108 (2)_R.JPG

あろうことか、H4コネクタを
こんな感じに挿してしまっていました。
松葉くず.. いやなんでもないです。

誤挿しは2モードあります。

車体側 ⇒ バルブ(HIDリレー)側

#1 
 GND ⇒ LOW 〇 何も起きない
 LOW ⇒ HIGH ( ゚∀゚) よくわからない
 HIGH ⇒ OPEN 〇
#2   
 GND ⇒ OPEN 〇
 LOW ⇒ GND × 車体側ヒューズ断
 HIGH ⇒ LOW ( ゚∀゚) 

#2が怪しいですね。
 
 osr.jpg

ヒューズを新しくし、
再度接続し直したところHIDが点灯。

  が、

Hiビームになったまま切替が効きません。
正確にはHiインジケーターが点灯、
Hi/Lo切替が効かない状態。

リレーのHi側ダイオードが、
ショート故障した感じです(車体側に逆流っぽい)。

HIDを外してハロゲン球を付けると点灯。
車体側のダメージではなくひと安心。

DSC05114_R.JPG

どうも先ほどのH4誤挿しで、
HIDキットのリレーを壊したようです。

  ここで心が折れました。

こんなめんどくさいもん要らんわ!と
HIDを全撤去し、
ひとまずハロゲン球を装着します。

【教訓】
 年を取ると自分のミスに開き直る(老災)。

  cat.jpg

リレーを交換すればOKなのでしょうが、
確証はありません。
制御線の断線やバーナーのスライド部分が
壊れたのかも知れません。

DSC05117_R.JPG

それならそうと、
別の作戦に切り替えましょう。

負の連鎖はここまで。
ここからは反撃に転じます。

DSC05120_R.JPG

LEDバルブと平型ヒューズです。

LEDバルブは最近見かけるようになった
コントロールユニットや放熱フィンのない
シンプルなタイプ。

DSC05121_R.JPG

H4ハロゲンバルブと交換するだけでOK。
コントロールユニットの機能を
ベース部分に内蔵しているそうです。

放熱フィンが省略されているのは
LEDの発光効率が上がり、
発熱量が低くなった恩恵でしょうが、
出力も抑えられているようです。

LOWビーム:
DSC05123_R.JPG

HIGHビーム
DSC05124_R.JPG

うん、暗いですね。

1,650ルーメンとのことですから、
これまで使用してきた
55W HID(5,000ルーメン)に比べると
かなり暗いと思われます(1/3)。



あと中華製への不安。( ゚∀゚)

実は日本製を注文しているのですが、
入荷が今月下旬ころになりそう。
それまでの繋ぎだったりします。



とはいえ、
こちらも1,800ルーメンですし、
過度の期待はしていません。

もいっこ上のモデルに変更しようかな。

35WのHIDで約3,000ルーメンなので、
2,400ルーメンなら期待できるかもです。


proscons.PNG


御託はこのくらいにして交換してみました。

まずは点灯確認。

LOWビーム
DSC05131_R.JPG

HIGHビーム
DSC05132_R.JPG

うん、まったく眩しくないです。(´∀`) ほれみろ

ハロゲンの倍明るいという触れ込みですが、
ピーク値は高くても、
波長分布が狭いんでしょうね。
痩せた光。

試験場のテスターで落ちるのは、
分光感度が違う(光量不足)のでしょうね。

DSC05137_R.JPG

ま、仕方ないので組み上げます。

カウルを戻す前に光軸の確認をしましたが、
その必要もなさそうな明るさです。

LOWビーム
DSC05134_R.JPG

HIGHビーム
DSC05135_R.JPG

笑っちゃうHIGHですね。
LOWビームの周りがぼんやり光ります。

間違いさがしかと思ったぞ。
ま、異常に発熱するよりいいや。

DSC05138_R.JPG

見た目も薄っぺらで、
振動に耐えるのか不安です。

ファンレスLEDの発熱については
YouTubeで検証動画を見かけましたので
探してみてください。

DSC05148_R.JPG

夜間、明かりのある市街地は大丈夫でも
真っ暗な峠道はおっかない感じですね。

ただチラつき等はないので、
1年程度の耐久性さえあれば
デイライトとしては十分でしょう。

DSC05140_R.JPG

H4誤挿しの犠牲となったヒューズを補充し、

DSC05142_R.JPG

バッ直ラインにスパイラルチューブを
巻いておきました。

配線の上にはガソリンが居ますからね。
念を入れることが大切です。
ってH4誤挿し野郎が言ってます。 ( ゚∀゚)

DSC05145_R.JPG

光量的にはデチューンになりましたが、
HIDより配線がシンプルになったので
これはこれでヨシとします。


  cat.jpg


ではまた。( ゚∀゚)ノシ



共通テーマ:バイク

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。