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2. 柳津で赤べこと出会うはなし [ツーリング(超100km)]


2020/09/22 中日

今日は魚沼から只見線に沿って走ります。

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秋雨前線の影響でしょうか、
いまひとつすっきりとは晴れませんね。

ま、合羽を着ないで済む分もうけもの。

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入広瀬からR252へ、
六十里越を去年とは反対方向に辿ります。

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集落の踏切、
只見駅に向かう列車と出会います。

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この列車とはこのあと、
山影を見えつ隠れつしながら、
しばらく一緒に走ることになります。

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途中、昨年と同じ構図で写真を撮りました。
道の形や路傍の風景は
意外と覚えているものですね。

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福島への県境をトンネルで越えると
六十里越も終盤。
田子倉湖の展望台に到着しました。

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田子倉レイクビューで小休止。

下の写真、右手に写っている帽子の方は
地元只見のSさん。

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只見で長らくキャンプ場を
運営されていたそうで、
小川テントの社長とも知己だって。

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話題はアウトドアから
只見と会津の暮らしむきの差まで。

理路整然とした話しぶりに
迂闊な返答は恥ずかしく、
一夜漬けした只見の知識を総動員します。

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その土地で生きてきた人ゆえの
リアルな言葉が嬉しくて、
20分ほど話し込んでしまいました。

こちらが一方的に伺うばかりでしたけど。

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Sさんとお別れし、バイクを走らせます。
山を下り只見の町へ。

まず向かった先は河井継之助記念館。
去年伺うことができなかった場所です。

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会津塩沢は北越戦争で敗走し、
会津へ落ち延びる継之助の終焉の地だとか。

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館内には継之助が息を引き取った
村医者・矢沢宗益の部屋が移築されています。

元の場所はダムに沈んだそうです。

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中庭に出ると只見川が見下ろせました。

目を惹く景色ではありませんが、
川筋を渡る風が心地よい穏やかな場所。

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小説『峠』の執筆を終えた
司馬遼太郎さんが眺めた景色だって。

館内には司馬さんの揮毫も。

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充実した展示ですが、
全てをご紹介するのもアレですので
先を急ぐことにします。

 河井継之助記念館

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磨崖仏。

R252を東へ進み、会津横田あたり。
ちょっと気になる案内板を見つけました。

K352に入ります。

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5kmほど走って到着しました。
鮭立集落です。

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草に埋もれたけものみち。

轍の跡を追ってバイクを入れたら
えらいことになりました。

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バイクは下の道に停めるべきでしたね。

もし住民に咎められたら、
昨夜の夢枕、
仏様に呼ばれたことにします。

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山の斜面、薄越しに仏様が見えました。

岩に仏を刻んだ人、
代々それを守ってきた人の心情に
思いを馳せます。

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こうしてお会いしたのも何かのご縁、
僅かばかりの喜捨をし、
手を合わせてきました。

 鮭立の磨崖仏群

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磨崖仏パワー全開で向かった先は会津柳津。

今まで知らなかったのですが、
柳津温泉として結構な賑わいです。

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人混みを避けた街道沿い、
大清水の看板を見つけました。

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人目のないのをいいことに、
路地をバイクで進みます。

もし住民に咎められたら、
昨夜の夢枕(略)

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滾々と湧き出す水は
意外と柔らかな口当たりでした。

清水で洗髪ののち先に進むうち うそです
とうとう彼に出会いました。

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赤べこの福太郎(父)さんです。
ちゃんと頭が動くのが素晴らしい。

 ふと思ったのですが、
 父子(母子)という言葉は
 誰の目線なのでしょうかね。

 自分の存在を宙に置く
 日本語のこういった表現は
 なんかいいですね。

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それはそうとして、
とりあえず横に並んでみました。

写真判定はハナ差で福太郎ですね。

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今回の旅は、
この1枚を撮るのが目的だったことにします。

柳津には円蔵寺という古刹もあるのですが、
結構気難しいお寺のようですので
今回は遠慮しました。

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ま、上り坂が嫌だった訳ですけど。

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暫くは磨崖仏パワーを纏っていますので、
平気平気。

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会津坂下町の立木観音に着いたところで
タイムアップ。

若松に出て宿に向かうつもりでしたが、
距離的に分が悪いとナビが主張します。

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来た道を戻るのも業腹ですが、
ここは市街地の煩わしさを忌避します。

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ツーリングでは予め
おおよそのタイムテーブルを作るのですが、
今日はSさんや磨崖仏など、
嬉しい番狂わせがありました。

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でも不思議と
予定していた時間にチェックイン。
昨日もそうでした。

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タイムテーブルがガバガバなだけ
なんですけどね。

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部屋は奥まった先のツインルーム。
卓上には踊るウェルカム煎餅が
置かれています。

去年と同じですね。

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隣の本は売店で見つけました。

町が編纂した冊子、1,500円。
帰ってから今回の旅を復習します。

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今日も文句を言わず走ってくれた流星号。
お礼に軽く掃除をしておきました。

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このあとは山の幸と温泉です。
会津の地酒も付けてもらいましょう。

 季の郷 湯ら里

今日もいい一日でした。
いい土地にはいい人がたくさんいますね。

どうやら明日は雨模様。
しっかりと準備をし、
のんびり帰ることにします。

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