桜を見に行くはなし [ツーリング(近場)]
聞いたところでは菜の花台から先、
裏ヤビツの不通区間が解消しておらず、
宮ケ瀬に抜けることはできないそうです。
今日はその手前まで。
雲優勢のお天気。
日差しはあるのですが、
大山は霧と黄砂に霞んで見えません。
蓑毛の集落に入ってほどなく、
緑水庵の駐車場にバイクを停めました。
緑水庵(旧芦川家住宅)は
国指定有形文化財だそうです。
なんか面白そう。
入館無料ですが、残念ながら開館まで2時間待ち。
もちろんそれは盛り込み済みで、
今日の目的は桜見物。
前の通りを少し登って淡墨桜に向かいます。
秦野は三方を山に囲まれた
巾着袋のような町です。
こういう土地って、
特徴的な民俗や伝承が残りやすいって
どっかの先生が言っていました。
秦氏や佐伯氏は渡来人の氏姓ですしね。
諸々落ち着いた頃に再訪し、
ゆっくり探検することにします。
立て看板が出ていました。
淡墨桜は個人のお宅の裏手にあるのですが、
ありがたい配慮ですね。
お婆ちゃんにご挨拶し庭先を通らせて貰います。
お、あれでしょうか。
少し盛りを過ぎたころかな。
菜の花との対比が奇麗ですね。
淡墨桜というのは岐阜県本巣市にある一本桜。
樹齢1500年のエドヒガンの古木だそうです。
散る間際に淡炭(うすずみ)色になるんだって。
こちらのお父さんが、
町おこしのため苗木を譲り受けたのだとか。
夜はライトアップされるって。
来ませんけど。おい
菜の花の鮮やかな黄色と黄砂混じりの空。
今年の花見はちょっと面白い構図になりました。
気分がいいので、
もう少し走ってみましょうか。
少し西に下って水無川のほとり、
ペコちゃん公園にバイクを停めました。
名前の由来はカントリーマアムの9割が
秦野工場で生産されているからだとか。
この時期になるとニュースに登場する
秦野の桜並木、
総延長は6.2kmにも及ぶって。
いまが一番の見ごろですね。
例年この頃に桜まつりがあるそうです。
いまひとつ抜けの良くない青空、
黄砂のせいでしょうかね。
6.2km歩くつもりは毛頭ないので、
20mくらいで花見終了。
川沿いのベンチでもんまりします。
もんまり大学(ミルウォーキー)
桜の花に誘われたのか、
元カリフォルニア州知事がランニング。
頭身がおかしい?
誤差誤差ァ!
帰りみち。
来た道を戻るのもつまらないので、
二宮から茅ヶ崎を抜けることにしました。
R1からR134へと繋ぎ、
江ノ島が見えたところでひとやすみ。
いつもの片瀬漁港です。
江ノ島に渡る橋も遊覧船も大賑わいでした。
密。
非常事態宣言解除以降、
完全に気が緩んでますね。おまいう
波止ではGSX-R(?)のお兄さんが
のんびりと釣り糸を垂れていました。
軽い会釈のあとはお互いつかず離れず、
ソーシャルディスタンスってやつ。
本当はこのあと森戸大明神まで
足を延ばそうと思っていたのですが、
今日は富士山が見えないので
どうでもよくなりました。
時刻はお昼どき。
今日はごはん屋さんに寄らずに帰ります。
みんなで第4波を抑えないとね。
14時前に帰宅。
80kmほどのショートコースでしたが、
なんとか今年も桜を眺めることができました。
年度末ぎりぎりの有給消化。
このご時世ですので、
県内をまったりと周ってみました。
明日から4月。
気分一新、新しい会社で頑張ります。
名前が変わるだけなんですけどね。
しづこころなく、おわり。
追伸、
コロナウイルスには効きませんが、
花粉や黄砂の季節には薄手のシュマグが
一枚あると便利です。
著者近影(アフガンにて)