紅葉を見に行ったはなし ２

2021/11/19（つづき）

太陽が山影に隠れたころ、
老神温泉に到着しました。

今日の宿は楽善荘さん。

昭和40年代の保養施設ブームを彷彿させる
レトロな佇まいですね。



源泉かけ流し、一泊朝食つきで7,000円。



朝食のみというのは、
到着時間に縛られないというメリットが
ありますね。



チェックイン時に精算というのも、
出発前のバタバタ回避に有効です。



荷物を降ろしたら
付近を探検しましょうか。



山あいの温泉地。
紅葉と夕日の照り映えが一緒になって、
ただただ茶色いです。


片品川

北関東ではよく天狗と出くわします。
山岳信仰の流れでしょうか？ しらんけど



温泉＝歓楽街という幻想は、
ゲートをくぐるとすぐ破られます。
仕舞（しもた）屋の多いこと。



往時の喧騒も今は昔、
この土地に生きた様々な人々の思いが
ゆっくりと自然に還ってゆきます。



経営のご苦労を思うと不遜ですが、
中華資本による延命よりも
好ましくさえ感じます。



ここの人たちって、
ネーミングには無頓着なようですが、
さすがにこれはない。


ビッチて

対岸へ渡る最寄りの橋は、


内楽橋

全面通行止でした。

　これはいけない。



というのは、
このあたりで唯一食事のできる施設まで
この橋を渡ると400mほどなのに、



別の橋へ迂回するとなると、
1.6kmになってしまいます。



バイクで行けばよいのですが、
旅の楽しみ、夕食ビールを諦めなくては
なりません。



とはいえ渡れないものは仕方ない。
夕食抜きという不便も、
旅の思い出になるかも知れません。

ちなみに工事の人は
16時に帰っちゃいます。



あたりが夕闇に包まれると、
急激に寒くなってきました。

のんびり温泉で湯通しし、
旅の疲れを癒すことにします。